2023年10月19日
For Goodアカデミー

『購入型』クラウドファンディングを簡単に解説|始め方やサイト選び、メリットなど

近年の資金調達の方法としてクラウドファンディングが注目を集めています。その中でも最も一般的な形式として『購入型』クラウドファンディングが挙げられるでしょう。今回はそんな『購入型』クラウドファンディングについて、メリットデメリットやサイトの選び方、成功のコツまで徹底的に解説していきます。本記事を読めば購入型クラウドファンディングがまるっとわかるような内容になっていますので、気になる方はぜひご覧ください。

 

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目次

 

 

購入型クラウドファンディングとは?

購入型クラウドファンディングとは、支援をしてくれた支援者に対して何らかの対価を見返り(リターン)として渡す形式のクラウドファンディングを指します。

現在のクラウドファンディングのほとんどが『購入型』にあたり、リターンは商品やイベント参加チケットなど多岐に渡ります。

 

他のクラウドファンディングとの違い

クラウドファンディングには『購入型』以外にも寄付型や投資型が存在します。

それぞれの違いを確認しておきましょう。

寄付型クラウドファンディングは、支援金を寄付という形で受け取ります。そのため、購入型のように対価性のあるリターンは設定することができません。

寄付型は社会貢献性が高いプロジェクトで用いられることが多く、自治体やボランティア団体で使われることが一般的です。

一方で、投資型クラウドファンディングは、集めた支援を資金として運用を行い、そこで利益が出た場合にリターンとして還元する仕組みになっています。

投資型クラウドファンディングもどの分野に投資するかによって「株式投資型」「ファンド型」「融資型」に分かれていることが特徴です。

 

ALL-in方式とALL or Nothing方式

購入型クラウドファンディングでは、資金の受け取り方法が「ALL-in方式」「ALL or Nothing方式」の2つに分かれています。

ALL-in方式では、プロジェクトの目標金額が達成しなかった場合でも、集まった支援金を受け取ることができます。そのため、目標が達成しなくても必ずプロジェクトを行いたい!という方はALL-in方式がおすすめです。

一方、ALL or Nothing方式では目標金額を上回らなかった場合、支援金は支援者に返金されてしまいます。そのため、資金が100%集まらないとプロジェクトを実行できないというプロジェクトではALL or Nothing方式を選ぶのが良いでしょう。

クラウドファンディングサイトによって、「ALL-in方式」と「ALL or Nothing方式」の条件が異なるため、必ず、確認しておくようにしましょう。

 

購入型クラウドファンディングの税金と確定申告の有無

購入型クラウドファンディングの税金は、商品やサービスを売り買いした時と同等です。

そのため、プロジェクトの実行者は所得税や住民税、法人税の対象になります。

実際に商品やサービスを提供していない期間は「前受金」として計上し、リターンを送った後は(支援金ー経費)の計算式のもと、自分の所得として課税されます。

購入型クラウドファンディングでは、支援金が所得として課税されるため、確定申告が必要であることを覚えておきましょう!

 

💡購入クラウドファンディングの税金について詳しく知りたい方はご覧ください!

 

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購入型クラウドファンディングのメリットとは?

次に購入型クラウドファンディングのメリットについて解説していきます。他の種類のクラウドファンディングと比べて一体どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう!

 

①:融資を受けにくい個人・法人でも資金調達ができる

近年、資金を調達する手段として融資やローンなどもありますが、誰もが希望金額を調達することは難しいと言えるでしょう。

特に個人や小さな企業でアクションを起こしたいとなった場合、ローンや借り入れの許可が降りない場合も多く、もし資金調達ができたとしても、返済のリスクが伴います。

しかし、クラウドファンディングの場合は、PCさえあれば自宅で資金を調達することが可能であり、返済のリスクもありません。

 

②:テストマーケティングができる

自分が行いたい事業案や作りたい商品に対してテストマーケティングができることも購入型クラウドファンディングの大きな強みです。

特に、クラファン支援者のコミュニティやSNSを通じて、実際使ってみてどうだったのか?という生の声も聞きやすくなります。

そのため、大規模に売り出す前に購入型クラウドファンディングで、需要や改善点を洗い出すという使い方もおすすめです!

 

③:プロジェクトの成功がプラスイメージに繋がる

何か商品やサービスを受け取る際に、何の評価もされておらず、誰が作ったかもよくわからないモノは多くの人が選びにくいと言えます。

しかし、購入型クラウドファンディングに取り組むことで、プロジェクトページ自体が顧客にプラスイメージを産んでくれることも大きなメリットだと言えるでしょう。

クラウドファンディングで盛り上がった商品やサービスという触れ込みで商品販売を促進することも可能です!

 

購入型クラウドファンディングのデメリットとは?

次に購入型クラウドファンディングのデメリットについて解説していきます。

 

①:プロジェクトの中止・消去ができない

クラウドファンディングでは、一度プロジェクトを掲載してしまうと、ほとんどのクラウドファンディングサイトで原則プロジェクトの中止や消去ができません。

そのため、クラウドファンディングに掲載したプロジェクトは確実に遂行できるように手配しておくことが重要です。

また、クラウドファンディングが終了してもプロジェクトページ自体は残るため、達成できなかった場合のマイナスブランディングになってしまうことも覚悟しなくてはなりません。

 

②:資金調達までに時間がかかる

クラウドファンディングでは、資金の受け取りまでに時間がかかるということも大きなデメリットになります。

なるべく早く支援金を受け取りたいという方は「プロジェクト審査の期間」や「支援金の振り込み期間」がなるべく短いクラウドファンディングサイトを選ぶのがおすすめです!

 

💡クラウドファンディングサイトの『For Good』の”プロジェクト審査期間”と”支援金の振り込み期間”は?

✔プロジェクト審査期間

For Goodでは、プロジェクト審査期間が「最短一日〜」で、平均しても3~4営業日以内に審査を完了させることができます!

✔支援金の振り込み期間

For Goodのお振込み期間は翌々月の7日となっています。ただし、支援金を最短2日でお振込みできる『早期入金オプション』もございますので、気になる方はぜひご覧ください!

 

③:アイデアを盗まれてしまう可能性がある

購入型クラウドファンディングを使って、資金調達を行う際にはプロジェクトページで自分のアイデアについて公表することになるため、アイデアが盗まれてしまう危険性もあります。

第三者からの盗作を防ぐ場合には、クラウドファンディングを始める前段階で、特許の申請を出しておくことがおすすめです。

 

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購入型クラウドファンディングを始める流れ

次に『購入型』クラウドファンディングを始める流れについて5つのステップでご紹介していきます。

 

Step1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める

まずは、プロジェクト内容と目標金額、リターンを決めていきましょう。

目標金額は、プロジェクトで必要となる資金の使い道を細かく洗い出して、根拠に基づいた目標設定を心がけることで、プロジェクトの透明性が増し、支援されやすくなります。

また、リターンは、プロジェクトの内容に沿っているもので、10個を目安に考えていただくのがおすすめです!

 

目標金額の決め方に悩んだ方はこちらの関連記事をご覧ください!!

 

リターン制作に悩んだ方はこちらの関連記事もご覧ください!!

 

Step2.クラウドファンディングのページを作成する

次に、プロジェクトページを制作していきます。

プロジェクトページでは今回のクラウドファンディングに対する熱意を伝えることが重要になります。

特に以下の6つは必ず記載しておきましょう!

  • ・あなたは誰か
  • ・プロジェクトをする前の今はどんな状況なのか?
  • ・それをどう解決するのか?
  • ・なぜクラウドファンディングをしたいのか?
  • ・提供するリターンは何か?
  • ・目標金額はいくらか?目標金額の内訳は何か?

クラウドファンディングのページ作成は以下の記事で詳しく解説しています!ページ作成のコツや注意点が気になる方はぜひご覧ください。

 

Step3.プロジェクトをPRする

プロジェクトページを制作し、サイトに掲載されたら、広報活動を行いましょう。

クラウドファンディングの集客方法は大きく分けて3つあります。

  • ①SNSでの広報
  • ②オープンチャットやDMでの個人連絡
  • ③イベント(登壇イベントやユーチューブライブ、チラシ配りなど)
  • ④プレスリリース

広報活動に関する不安がある方はぜひ以下の関連記事もご覧ください!

 

Step4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンをお届けする

実際に支援金を実際に受け取ったら、プロジェクトを実行します。

この時に、SNSやプロジェクトページを用いてこまめに近況報告を行っていくようにしましょう。

特に購入型クラウドファンディングでは掲載が終了しても、報告を欠かさずに行うことで今後、活動や商品のファンになってくれる人も多くなります。

 

購入型クラウドファンディングのサイト選び

購入型クラウドファンディングを失敗しないために重要な要素の1つが、自分のプロジェクトとマッチしたサイト選びです。

今回は以下の3つをもとに細かく解説していきます!

 

プロジェクトの得意ジャンル

プラットフォームによってプロジェクトの得意ジャンルは異なります。

まずは、自分がどのようなジャンルのプロジェクトを行うのか?ということを明確にして、サイトの得意ジャンルと合わせることが重要です。

 

<クラウドファンディングサイト『For Good』の得意なジャンルは?>

For Goodはソーシャルグッドな商品だけを扱うクラウドファンディングサイトになりますので、社会貢献性の強いプロジェクトが得意となっております!

具体的には、

  •  ・地域の活性化
  •  ・環境問題
  •  ・国際協力
  •  ・災害時の緊急支援 
  •  ・動物保護
  •  ・ソーシャルビジネス
  •  ・文化の継承

などがFor Goodの得意とするプロジェクトのジャンルです!もし、これらに該当する購入型クラウドファンディングはぜひ達成率80%の『For Good』をご検討ください!

 

クラファンサイトの達成率

クラウドファンディングの達成率は『平均40%』と言われています。

しかし、この達成率という部分もクラウドファンディングサイトによって大きく変わってきます。

もちろん、達成率が高いという理由だけで選ぶことはよくありませんが、クラウドファンディングサイトを選ぶ1つの指標にしていただくと良いと思います。

 

クラウドファンディングサイトの達成率について詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください!

 

掲載手数料や利用料

掲載手数料やサイトの利用料がどのくらいか?ということもクラウドファンディングサイトの選び方の中に組み込みましょう。

例えば「支援総額100万円を集めて掲載手数料が20%」の場合、実際に実行者の口座に入ってくる金額は80万円ほどになります。このように手数料によって使える金額が変わってきてしまうため、事前に掲載手数料や利用料が安いクラファンサイトをリサーチしておくこともサイト選びのポイントです。

 

クラウドファンディングサイトの掲載手数料一覧についてはこちらの関連記事をご覧ください!!

 

【徹底解説】購入型クラウドファンディング|まとめ

今回は『購入型』クラウドファンディングについてメリットデメリットや始める流れ、成功のコツなどを解説してきました。

購入型クラウドファンディングは、支援してくださった方に対してお返し(リターン)を送る形式のクラウドファンディングとなります。

以下で、本記事で紹介した内用を簡単にまとめておきます。

 

<購入型クラウドファンディングのメリット>

  • 融資を受けにくい個人・法人でも資金調達ができる
  • テストマーケティングができる
  • プロジェクト成功がプラスイメージに繋る

 

<購入型クラウドファンディングのデメリット>

  • プロジェクトの中止・消去ができない
  • 資金調達に時間がかかる
  • アイデアを盗まれてしまう可能性がある

 

もし、「購入型クラウドファンディング」を始めてみようと思った方がいましたら今回の記事を参考にしてみてください!

 

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