クラウドファンディングのリターン設計の成功方法
2023年2月27日
For Goodアカデミー

【事例付き】クラウドファンディングのリターンを成功させる4つのポイントとは?

クラウドファンディングの肝となるリターン設計。
支援が集まりやすいリターンを設計する上で、アイディアを探している方も多いのではないでしょうか?
今回は、リターン設計の4つのポイントと3つの注意点をご説明します。


プロジェクト内容に沿った魅力的なリターン設計について
専門のスタッフが一緒にアイディアを考えます!

 

 

 

①クラウドファンディングのリターンとは?

リターンとは、支援してくれた人へのお返しです。

魅力的なリターンを用意できると、あなたの思いに共感した方から支援してもらえる率が高くなるため、
リターンの設計は、クラウドファンディングを成功させる鍵になってきます。

自分の周りの人が、喜んで購入してくれるリターンはどのようなものかを想像しながら、リターン内容や金額を設定してみましょう。
喜ばれるリターン設計

リターン設計の4つのポイント

クラウドファンディングで魅力的なリターンを設定するには、いくつかのポイントがあります。

今回は4つのポイントをご紹介します。

①リターン品は支援者を想像して、設定する
②金額設定は小中大で用意する
③活動に沿ったオリジナリティのあるリターンを設定する
④リターンには画像と説明文章を追加する

1.リターン品は支援者を想像して、設定する

プロジェクトの認知は、”友人・知人>友人・知人の周り>初めての方“という順番に広がっていきます。
まずは、すぐに支援をしてくれそうな友人・知人がどんなリターンなら喜んでくれるのか、
いくらなら出してくれそうなのかを考えて、リターンを設計していくのが良いでしょう。

一般的に支援をしてくれる人は、プロジェクトに共感して「あなたを応援したい人」と「魅力的なリターンがあるから購入する人」の2パターンに分かれます。

例えば、フィリピンの女性を支援したいプロジェクトがあった時、

①家族や友人、これまでの活動で出会った方など純粋に応援したい人

②SNSのフォロワーさんや全く関わったことがない方で、フィリピンで作られた商品が欲しい人

という2つのニーズがあります。

周りにどのような人が多そうなのかを連想してみましょう。

クラウドファンディング支援者の連想方法

 

2.金額設定は小中大で用意しよう

どのようなリターンが喜ばれるか」のイメージができたら、次は「いくらのリターンを用意するか」を考えていきましょう。

リターンの価格は、小口、中口、大口と3段階に分けてバラつかせることが基本です。
マーケティングでは「極端性回避の法則」と言われるものがあり、類似した選択肢があった際に中間の値段の商品を選ぶ人が多い傾向にあります。
一番欲しい支援金が中間値になるように設定することをおすすめします。

<小口のリターンついて>

For Goodでは知らない人やご友人でも気軽に支援できる、1,000〜3,000円の小口リターンを用意することを推奨しています。
少額のリターンではLINEオープンチャットへの参加券のみをつけられる方が多いです。

 

LINEオープンチャットの活用
For Goodでは、LINEのオープンチャットで支援者さんに支援のお礼や活動報告をしていただいています。
一斉送信のミスによるプライバシーの漏れの心配がないこと、連絡内容を頻繁に確認してもらえることから、
LINEのオープンチャットを採用しています。
また、相互コミュニケーションが生まれて、仲間のような関係性ができたと嬉しい声もいただいています。

オープンチャットの活用方法

<中口のリターンについて>

クラウドファンディングの支援金の平均は、どこのプラットフォームでも、1万円前後です。
中口のリターンでは5,000円〜10,000円くらいの友人・知人に支援してもらいやすい金額に設定することをおすすめしています。

<大口のリターンについて>

大口リターンでは、オリジナリティのあるリターンを用意できるかが支援が集まるかの肝となります。
詳しくは、
活動に沿ったオリジナリティのあるリターンに設定するご説明します。

リターン金額は小中大で用意しよう

3.活動に沿ったオリジナリティのあるリターンを設定する

リターンが活動に関連したオリジナリティがあるものかが選んでもらえるかの重要なポイントになります。

例えば、ヴィーガン料理を広めるプロジェクトの場合、支援者は「環境問題や健康意識に関心が高い方」の可能性が高いので、
veganスイーツ」や「勉強会参加券」などをリターン品として付けるのが良いでしょう。

このように、プロジェクト内容とリターン内容が関連のあるものに設定することで、
支援される可能性が高まります。実際に
支援者がどのようなことに関心があるかを想像してリターンを考えてみましょう。

プロジェクト内容に沿った、具体的なリターン設定については代表的なリターン事例を参考にしてみてください。

 

4.リターンには画像と説明文章を追加する

リターンの設定をする際に必要になってくるのが、リターン画像と説明文章です。

リターン画像とリターン説明の書き方

リターン画像は一目見てリターンの内容がわかるようにしましょう。文章を読まなくてもリターン内容が分かるような画像を設定できるかで、支援率も変わってきます。

説明文章では
①リターン金額
②リターン在庫数
③お届け予定年月
④リターンの説明
の4つを記載します。

リターンの説明では、リターン品として用意している商品の説明などを記載してみてください。

\リターンの設計で迷っている方は、まずはご相談ください/

 

 

リターン設計の3つの注意点

1.多すぎるリターンはNG

リターンをいくつ設定したら良いか?と相談をいただくことも多いです。

ForGoodでは、リターンを7個前後で準備することを推奨しています。

リターンが多すぎることで逆に購入率が下がってしまうこともあります。
これは選択回避の法則といい、人は多すぎる選択肢を与えられることで購入を避けてしまう傾向があることが多くの調査で証明されており、
クラウドファンディングでも同じことが言えるのです。

 

2.リターン品の発送について

プロジェクトの掲載終了後は、リターンの発送が必須です。

リターン品はリターン詳細に記入したお届け日までに必ず発送するようにしましょう。

また、リターン品の発送には商品原価以外に、梱包費や送料などがかかります。
発送後も、手元にお金が残る形でのリターン設計をするように注意してください。

3.プロジェクト開始後のリターン追加について

For Goodでは、プロジェクト開始後にリターン品の追加が可能です。
*プラットフォームによって対応が異なりますので、ご注意ください。

数量限定品の追加や掲載中に行うイベントに合わせてリターンを追加していくのがオススメです。

リターンを追加をSNSで告知したり、プロジェクトページにお知らせすることで、プロジェクトを更に盛り上げることができます。

プロジェクトの勢いが落ちてくる中盤に、プロジェクトを盛り上げ続けられるよう、定期的にリターンを追加していく方も多いです。

リターンを追加して、お知らせすることで、プロジェクトを盛り上げるよう 

 

③代表的なリターン事例

<商品のリターン>

商品販売やフードロス、資源活用を目的としたプロジェクトでは、商品付きのリターンとして「クラウドファンディング限定品」「商品詰め合わせ」など活動内容に沿ったリターンの設計をしている方がいらっしゃいます。

プロジェクト事例

商品リターン事例    

■プロジェクト名
【レモンのある食卓を】オーガニックレモン農家が果実から作ったレモンマヨネーズ!

■目標金額
¥400,000

■支援者数
85人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/20030

 

<体験のリターン>

商品開発や宿泊施設の開業資金を集めることを目的にしたプロジェクトでは、「施設の利用券」「商品製作を一緒できる券」などをリターンとして設定いただく方が多いです。

プロジェクト事例

リターン事例

■プロジェクト名
自分で作れて、可愛い、そして災害に強い”アースバッグ”作りをオンラインで学ぼう!

■目標金額
¥2,000,000

■支援者数
116人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/21513」

 

<イベント参加チケットのリターン>

イベント開催や認知拡大を目的としたプロジェクトでは、「イベント参加券」をリターンとして設けることで、イベント集客も一緒にされる方が多くいらっしゃいます。

プロジェクト事例

リターン事例

■プロジェクト名
【映画上映の開催!】起立性調節障害を多くの人に知ってほしい!

■目標金額
¥1,000,000

■支援者数
628人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/17237

 

<コミュニティメンバーになれるチケット>

コミュニティスペースの作成やコミュニティ運営を行っていくための第一歩としてプロジェクトを立ち上げた方々には、
コミュニティ参加券」「プレミアム会員券」などをリターンに設定する方もいらっしゃいます。

プロジェクト事例

リターン事例

■プロジェクト名
「ココロとカラダのアップデート」ゆらぎを楽しめるコミュニティをつくりたい!

■目標金額
500,000

■支援者数
168人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/16486

 

<講演会登壇>

これまでもアクティブに活動されてきた方々のプロジェクトでは、「学校法人での講演」やこれから同じキャリアを目指す方々との「1on1チケット」などをリターンに追加いただく方も多いです。
よりオリジナリティのあるプロジェクトのリターンとして、ファン作りや大口の協賛にも繋がります。

プロジェクト事例

リターン事例

 

■プロジェクト名
テロとコロナで大打撃!ブルキナファソのシアバターを届けて女性たちの未来を応援したい!

■目標金額
¥500,000

■支援者数
136人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/22352

 

<お礼のリターン>

みなさんに用意していただくことをオススメしているリターンです。
商品のお返しではなく、ただただ応援したい人はあなたが思っている以上にたくさんいます。
1,000~3,000円くらいの小口と5,000~10,000円くらいの大口などをご用意される方が多いです。

プロジェクト事例

リターン事例

■プロジェクト名
自由に学べる図書館を建てて、カンボジアの子どもたちに本と笑顔を届けたい!

■達成金額
¥600,000

■支援者数
58人

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/31693

④クラウドファンディングのリターン|まとめ

今回は、適切なリターンの設定方法と注意点についてご説明しました。

リターン設定時の4つのポイント
リターン品は支援者を想像して、設定する
②金額設定は小中大で用意する
③活動に沿ったオリジナリティのあるリターンを設定する
④リターンには画像と説明文章を追加する

リターン設計の注意点
①多すぎるリターンはNG
②リターン品の発送について
③プロジェクト開始後のリターン追加について

ぜひ、みなさんがクラウドファンディングを始める際の参考にしてみてください。

\クラウドファンディングのリターンに困ったらぜひご相談ください/

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