
【成功事例10選】教育支援に関するクラウドファンディングの事例を紹介
今回はクラウドファンディングを通じて教育支援を成功させたプロジェクトと成功のポイントについて解説していきます。
これからクラウドファンディングで教育関連のプロジェクトに挑戦したい考えている方はぜひご覧ください。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、インターネット上の不特定多数の人々から少額ずつ支援を募る方法のことを指します。
融資や寄付とは異なる近年の資金調達の方法で、叶えたい社会や実現したい目標がある方なら、誰でもプロジェクトを始めることが可能です!
また、クラウドファンディングでは自分のプロジェクトを多くの人にPRすることができるため「一人でも多くの人にこの問題を知ってもらいたい!」「自分のアイデアを見てほしい!」という方にもおすすめの資金調達方法だと言えるでしょう。
クラウドファンディングで教育支援を成功させた事例
クラウドファンディングで教育支援を成功させた事例を種類別でご紹介していきます。
子供の学習コミュニティ作りを実施した教育支援の事例
①:生徒の「可能性」を伸ばせる学校”青楓館高等学院”を作るプロジェクト
2023年4月に兵庫県明石市に青楓館の校舎を建設するためにクラウドファンディングが立ち上がりました。
青楓館高等学院ではこれまで行われてきた「右にならえ」の教育ではなく、生徒一人ひとりの個性を尊重し、生徒の可能性を伸ばせる教育を行っています。
このクラウドファンディングは大きな反響を呼び、最終的には500万円以上の支援を募ることができました。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
「自分らしく生きる力を養う」青楓館高等学院を、あなたも一緒につくりませんか?
■達成金額
5,152,000円
■目標金額
5,000,000円
■支援者数
220人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/6637
②:学びに夢中になれるモンテッソーリ学校を作るプロジェクト
北九州にモンテッソーリエレメンタリースクールを立ち上げるためNPO法人Scuola dei Bambiniがクラウドファンディングに挑戦しました。
モンテッソーリ学校は子ども達の好奇心を原動力として国語、算数にとどまらず、幾何学、地理、歴史、化学、生物(動物学・植物学)、芸術、音楽などの枠組みを超えた横断的な教育方針を実装した学校になっています。
今回のクラウドファンディングでは開校資金を募り、目標300万円を超える320万円、支援者は100人を超えています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
【未来の子どもと地球のために】学びに夢中になれるモンテッソーリ学校を日本に
■達成金額
3,255,000円
■目標金額
3,000,000円
■支援者数
118人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/72605
教育の書籍販売でクラファンを実施した教育支援の事例
①:子どもたちが夢について考える絵本を作るプロジェクト
日本の子どもの4割が夢を持っていないという現状に目を向け、親子で夢について語り合うことに特化した絵本を作りました。
このプロジェクトでは、くつろぎながら絵本を読む時にぴったりなコーヒーやはちみつがリターン品になっていることも「支援したい!」と思わせるおもしろいポイントです。
最初の目標金額は15万円でしたが、多くの方から反響を呼び、最終的な支援金額は200万円に達しています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
子どもがワクワクしながら夢を語る機会を日本中の家族に届けたい!!
■達成金額
2,118,500円
■目標金額
150,000円
■支援者数
286人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/33155
②:小1プログレムの解決する絵本を全国に届けるプロジェクト
小学校入学時に話が聞けない・クラスが落ち着かない・登校を渋るなどの「小1プログレム」と呼ばれる問題を解決するために立ち上がったプロジェクトです。
小1プログレムの糸口となる絵本を全国の共育者に届けるためにクラウドファンディングを実施し、最終的には約5,000冊ほどの絵本を小学校や幼稚園に寄付しました。
1stゴールの目標金額は200万円だったものの、いくつのもゴールを突破し、最終的にはFINALゴールである550万円に近い支援を集めています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
【小1プロブレムを解決する絵本】を全国の共育者に届けたい!
■達成金額
5,231,000円
■目標金額
2,000,000円
■支援者数
668人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/65768
子供たちのメンタルケアに目を向けた教育支援の事例
①:中高生が安心して相談できる場を作るため立ち上がったプロジェクト
学校のカウンセラーやホットラインなどでは中々相談しにくい子どもたちを救うため、悩みを打ち明ける場所を新たに提供する取り組みです。
今回のクラウドファンディングは、オフラインで悩みや孤独を共有できるイベントの費用として支援を募りました。
目標金額はそこまで高くはなかったものの100人近い方々から支援が集まった教育支援のプロジェクトとなっています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
【中高生が安心して相談できる場を作りたい】〜あなたは1人じゃない〜
■達成金額
432,000円
■目標金額
400,000円
■支援者数
93人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/4654
②:子どもの自死や虐待の起因を減らすための不登校支援プロジェクト
年々増え続ける子どもたちの自死を少しでも減らすための取り組みです。
このクラウドファンディングでは生きづらさや不安を抱える子ども達に自分らしく学び、過ごすことのできる「安心な場所」をポータルサイトや広報物で伝えてる取り組みを行いました。
支援の使い道は#学校ムリでもここあるよキャンペーンのキックオフイベントやキャンペーンサイトの構築に使われています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
学校ムリでもここあるよキャンペーンを行いたい!~不登校支援~
■達成金額
304,000円
■目標金額
300,000円
■支援者数
68人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/84789
子供たちの挑戦のために実施された教育支援の事例
①:1000人規模の超10代文化祭を開催
10代の子どもたちが保守的にならず、挑戦できる環境を作っていくための取り組みです!
このクラウドファンディングでは「挑戦に保守的な社会」や「コロナで失われた青春」を変えるために、「演劇TEAM ORI人」を開催しました。
佐藤さんは17歳でクラウドファンディングに挑戦し、結果的に目標金額を大幅に超える150万円の支援を集めています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
【挑戦達成】17歳の主宰のもと1000人規模の超10代文化祭を開催し、新時代を創りたい!
■達成金額
1,511,000円
■目標金額
1,300,000円
■支援者数
86人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/67107
②:長野県の学生が多様な生き方とつながるフェアを開催
地方学生たちの「情報格差」や「地域格差」の是正に挑戦したプロジェクトです。
今回のクラウドファンディングでは長野県で活躍する若者人材の創出のため、長崎県ご出身の30名ものゲストをお呼びして、トークセッションや座談会を行いました。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
長野県の学生が多様な生き方とつながるフェアを開催したい!
■達成金額
592,000円
■目標金額
550,000円
■支援者数
73人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/36928
海外の教育制度の改善に目を向けた教育支援の事例
①:グアテマラの子ども達が勉強できる学習塾を作るプロジェクト
グアマテラの学校では「各学年の学習内容を教わらないまま進級」「教師の学力不足」など、教育面で大きな問題があります。この問題から子ども達を救うべく、今回のプロジェクトでは、学校の勉強を補強できる学習塾を作りました。
このプロジェクに挑戦した近藤さんはグアテマラの子どもたちに勉強を教え、その成長スピードに驚かされたと話しています。「グアテマラの子どもたちは能力が低いのではなく、学力を身に着ける環境がないだけ」そのような経験から、グアマテラに学習塾を立ち上げたのです。
このプロジェクトではネクストゴール150万円を超え、160万円以上の支援を集めることができたプロジェクトとなっています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
志に道を!子どもたちの未来を耕す学習塾をつくりたい
■達成金額
1,648,100円
■目標金額
1,250,000円
■支援者数
125人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/4638
②:フィリピンの離島に図書館を作るプロジェクト
大学生を中心としたボランティアグループである100人ボランティア委員会がフィリピンの離島スラムに図書館を建設するためプロジェクトに挑戦しました。
現在フィリピンでは人口の18%もの人々が貧困に悩まされており、十分な教育が受けられない子どもたちが数多く存在します。
学びたくてもその環境がない、学校に通いたくてもお金がない、親の仕事の手伝いで時間がない、そんな子どもたちを救うためにクラウドファンディングで支援を募ったのです。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
フィリピンの離島スラムに住む子ども達に図書館を!~SDGsプロジェクト~
■達成金額
805,000円
■目標金額
600,000円
■支援者数
41人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/78507
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教育支援のクラウドファンディングを成功させるポイント
これまでクラウドファンディングで教育支援を行った成功事例についてお話してきましたが、これらに共通する教育支援クラウドファンディング成功のポイントについても解説していきます。
プロジェクトに共感を持ってもらいやすい文章構成
クラウドファンディングで教育支援を成功させるためには、誰でも読みやすく、共感を持っていただけるページを作る必要があります。
以下3つの項目に気を遣って、ページ作成を行っていきましょう!
✔タイトルとトップ画像
クラウドファンディングの顔とも言えるタイトルとトップ画像は最も気を使うべきポイントです。
どんな内容なのか?どんなプロジェクトなのか?がパッと見ただけで分かるように意識しましょう。
プロジェクトのタイトルは30-40文字を目安に簡潔に作っていただくのがベストです!
また、トップ画像も同様で、できるだけプロジェクトの概要がわかるような写真を使いましょう!
✔本文の冒頭
本文の冒頭は自分の経歴だけでなく、プロジェクトの概要やそのプロジェクトを行うことになった経緯などを記載しておくことが重要です。
冒頭で如何にプロジェクトの面白さを伝えられるかはクラウドファンディング成功の大きな”カギ”になります。
✔簡単な言葉で読みやすい文量
文章は短く、誰もがストレスなく読める文を心がけましょう!
出来上がった文章はできるだけ多くの人にフィードバックをもらい、訂正を繰り返していくことが重要です。
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魅力的なリターン内容と幅広い金額設定
魅力的なリターンを作ることもクラウドファンディングを成功させるために重要になってきます。
リターンは誰もが選びやすい10個前後を基準にして、幅広い金額設定を意識しましょう!
また、1,500〜3,000円ほどの比較的購入しやすいリターンを入れておくとより支援に繋がりやすくなります。
クラウドファンディングのリターン作成に関する関連記事はこちら!
知人や活動を応援してくれる人への徹底的な広報活動
クラウドファンディングを成功させるために最も重要になってくるのが広報活動です。
以下ではクラウドファンディングでよく使われる広報活動について3つご紹介していきます。
✔SNS
TwitterやInstagram、フェイスブックなどの媒体を用いて、積極的にクラウドファンディングの存在をPRしていきましょう。
自分のプロジェクトページのURLとともに、始めた経緯やプロジェクトをとおして叶えたい目標などを明記するのがおススメです!
また、プロジェクトを掲載する前の段階から、プロジェクトの広報を行っておくと、よりユーザーのワクワク感を作り上げることができます。
✔個人連絡
SNSの広報にプラスしてメッセンジャーアプリやDMなどで、一人ひとりにコンタクトを取っていくことも重要です。
クラウドファンディングでは、7割の支援者がすでにプロジェクトを応援してくださる方や知り合いになってきますので、自分の周りにどれだけ個人連絡ができるのか?ということも考えてみましょう!
✔イベント
登壇イベントやコラボ配信などに参加して、より距離の遠い方にもプローチをすることもおすすめです。
知り合いや既存ファンだけでなく、プロジェクトを知らない不特定多数の方から支援をいただける可能性もあるので、イベント系の広報を行うことも成功のカギになります!
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クラウドファンディングで教育支援を始める流れ
次にクラウドファンディングでプロジェクトを行う流れについてご紹介します。
クラウドファンディングの流れは大きく分けて以下の5ステップです。
- 1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
- 2.クラウドファンディングのページを作成する
- 3.プロジェクトを広報する
- 4.集まった資金でプロジェクトを実行
- 5.支援者にリターンをお届けする
より詳しくクラウドファンディングの流れを知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください。
まとめ
今回は教育支援で成功したクラウドファンディングの事例と成功のコツについてお話してきました。
クラウドファンディングサイト「For Good」では教育をテーマにしたクラウドファンディングも多く実施されていますので、気になる方はぜひFor Goodのプロジェクトページをご覧ください!
また、クラウドファンディングで教育支援を成功させるためのコツについては以下でまとめておきます!
- ①:プロジェクトに共感してもらいやすい文章構成
- ②:魅力的なリターンと幅広い金額設定
- ➂:知人やファンに対する徹底的な広報活動
ぜひクラウドファンディングで教育支援を行いたい方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください!
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