2023年6月26日
For Good STORY

「やればやるほど、結果に繋がった」 今までの信頼関係をカタチにできたクラウドファンディング

今回は、「フードロス削減やゼロウェイストを目指す、ゴミゼロキッチンカーをやりたい」という想いで、プロジェクトを実施された”みうらん”こと、神馬彩夏さんにインタビューしました。
「地球もわたしも元気になる」ことをテーマに、ゴミを出さないマルシェ「エコルシェ」の企画・運営やゼロウェイストショップの運営をされている神馬さんは、実施したプロジェクトで345人からの応援を集め、240万円以上を達成。
キッチンカーの新しい事業が始まる前にも関わらず、クラウドファンディングを通してどんどんファンが増えています。
神馬彩夏さん。
クラウドファンディングに挑戦しようと思ったタイミングや、多くの人を巻き込んで、応援を集めた方法についてお話しを聞きました。
神馬さんの想いに多くの人が共感し、目標金額を大きく上回る¥2,419,500、345人の方からの応援を集めました。
成功するためのクラウドファンディングへの向き合い方についてお伺いしましたので、クラウドファンディングの実施を検討されている方は、参考にしてみてください。

プロジェクト基本情報

■プロジェクト名
【環境問題をもっと身近に!】地球もみんなも元気になるキッチンカー事業を始めたい!

■募集期間
2023年4月25日〜5月30日

■達成金額
¥2,419,500

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/59512


新たな挑戦のためには、クラウドファンディング以外の選択肢がなかった

神馬さんは普段はどのような活動をされているんですか?

「地球もわたしも元気になる」ことをモットーに、神奈川県横須賀市を中心に「なるべくゴミを出さない」がテーマのエコなマルシェ「エコルシェ」の企画・運営をしています。

量り売りの食べ物や、三浦半島産のお野菜や米粉などを使用したお菓子、環境への影響を考慮したエコ雑貨や日用品などを扱うゼロウェイストショップ「エコルシェ5302」の運営を行なっています。

活動を2年以上続けている中で、新しいことに挑戦したいという思いやもっと多くの人に私たちのゴミ削減のための活動や美味しい商品に触れてもらう機会を作りたいと思い、クラウドファンディングで資金を集めて、キッチンカー事業を始めることにしました!

どうしてクラウドファンディングという手段を選んだのですか?

逆にクラウドファンディング以外なかったんです(笑)
自分たちの資金から捻出するのはなかなか難しいですし、補助金も100%負担してくれるものはほとんどないので、結局は自己負担が多くなってしまう。
だから、クラウドファンディングでお金を集めるしかないと思いました。

For Goodさんは全てのプロジェクトがAll-in(※1)だからありがたかったです。
でもその一方で、クラウドファンディングで目標を達成しなかったら、残りは持ち出しになってしまうので「絶対に集めなきゃ」と強い覚悟がありました。
このクラウドファンディングがキッチンカー事業がどのくらい受け入れられるのかの指標にもなると思っていました。

ー多くのプラットフォームがある中で、For Goodを選んだ理由を教えてください。

「社会課題解決」というキーワードが私たちの事業と相性がいいと思っていました。
またボーダレス・ジャパンさんのことを知っていたり、RICEメディアのトムさんの発信も見ていたので、「フードロス削減やゼロウェイストを目指す、ゴミゼロキッチンカーをやりたい」という想いやビジョンを正しく伝えられるのではと考えていました。

今回のプロジェクトを通して、対応いただいたスタッフさんも、支援者の方も、社会や環境への意識が根底にあり、そこに共感してくれていると感じました。

ー今までクラウドファンディングに何回か挑戦されていると伺いました。

今まで2回ほどクラウドファンディングに挑戦したことはありましたが、お金を集めてステッカーを作って終わりという感じで、支援してくださった方もその後の私たちの動きを追っている方はあまりいない印象がありました。

ですが今回は、お金を集めてからがスタート。みなさんからいただいたお金で、事業として回すことができる仕組みを作るという感覚があります。
クラファンが終わってから、いよいよこれからだねって楽しみにしてくださっている方がたくさんいるのは嬉しいです。

36日間で支援者0の日を作らないために、本気で向き合った

プロジェクトはどのように作成を進めていきましたか?

キッチンカー事業に対する想いやどうやって動かしていきたいかなどの考えは頭の中にあったので、とりあえず書いてみて、For Goodの専属キュレーター(※2)の成田さんにアドバイスをもらいました。

具体的には、プロジェクトの文章は長く書けば伝わるのではなく、スマホでもパソコンで見ても「パッと見て要点が頭に入ること」が大事なので、もともと文章で説明していた部分を画像にして、とにかくわかりやすく説明できているかをチェックしました。

リターンについても、リターンの内容が理解できる画像になっているか、リターン画像に内容を一言で説明したテキストが入っているか、その場で買ってもらうために個数を設定できているかなど、細かく教えていただきました。

 

 

それぞれのポイントで、参考にするべきFor Goodのプロジェクト事例を教えていただいたこともとても助かりました。

他の事例を見ていると、仲間のような親近感が湧いて、個人的に支援をしてしまったこともありました(笑)

ー実際に始めてみていかがでしたか?

絶対に達成したいという強い気持ちがあったので、支援者が0の日を出さないという裏目標を自分の中で決めていました。

また、いっしょプランのMTGの中で、具体的な目標数値や私のプロジェクトならではの週単位でのアドバイスをしてくれたのが、とても励みになりました。

 

成田さんとMTGする中で100万円を超えるプロジェクトは毎日100PVくらいを目標にしていきましょうって言ってもらったので、「支援者が0にならないように、そして100PV数は切らないように」と意識できたことはとても良かったと思います。

狙い撃ちで特定の人に届けるのではなく、それだったら1人でも多くの人に知ってもらおうと思って、SNSのフォロワーさん全員の950人に個人連絡をしました。

フォロワーさん全員に送っていく中で、こんな人がフォローしてくれていたんだ、この人はすごく前から応援してくれているんだなという発見にも繋がりました。

とても驚いたのが、私自身はうるさすぎるかなと思うくらい毎日InstagramのストーリーズやTwitterで投稿していたのですが、それでも個人で連絡させていただいた時に「クラファンやられていたんですね!頑張ってください!」と返信をいただくこともあって、SNSで発信して満足していたらダメなんだということを痛感しました。

相手が「受けとったよ」って反応をしてくれて、初めて伝わったと言えるんだなと思いました。

開業前から300人以上に愛されているキッチンカーになった

ー神馬さんは本当に多くの人を巻き込んでいたのが印象的です。

エコルシェの今までの活動を知ってくれて、頑張っているから何か協力してあげたいなという気持ちを持ってくださった飲食店やサロン、農業をやられている方がリターンを提供してくれました。

 

 

お祭り感覚でみんなで盛り上げようみたいな感じになっていました。

最後にリターンを提供してくれた方々とインスタライブをしたのですが、お互いのフォロワーさんにリアルタイムで相互認知ができてとても良かったです!
フォロワーさんの中には、お店は知っていたけど行く機会がなかった方が今回リターンとして購入してくれたり、このプロジェクトを通じてお店を知ってくださった方もいたみたいです。

ープロジェクトが終了して、ここから始まりますね!

キッチンカーの納車はこれからですが、思ったよりもお金がかかるなと思いますね。
せっかくみなさんからいただいたお金なので無駄遣いしないように頑張っています!

事業が始まる前から、こんなに愛されているキッチンカーは他にないなって思います。
支援者さんだけで350人くらい、実際にページをみてくださった方はもっと多いと考えると、すごいですよね!

多くの人のおかげで形になるからこそ、よりいいものを提供したいって気持ちが強くなりました。
キッチンカーを通して新しい層の方に届けて、私たちの活動のファンを増やしていきたいです!

ー最後にこれからクラウドファンディングに挑戦する人に一言お願いします!

やればやっただけ結果がでます!

いっしょプラン(※3)の場合は、クラファンの最初から最後までアドバイスもらえるので、それをやるだけ。
筋トレみたいにちゃんとやった分だけ戻ってくるんだなって思いました。

やり切ったことで今後の人生の自信にもなりましたし、みなさんにも悔いなくチャレンジしてほしいです!

インタビュアーのコメント

今回は、「フードロス削減やゼロウェイストを目指す、ゴミゼロキッチンカーをやりたい」という想いで、プロジェクトに取り組まれた神馬さんにお話をお伺いしました。
MTGで得たアドバイスを元に改善を繰り返し、想いの伝わるページを作成された神馬さん。
SNSでの発信だけではなく、950人に個別で連絡をして、最終的には345人の方から、240万円の応援を集められていました。

開業前にすでにたくさんの方から愛されているキッチンカー事業が今からとても楽しみです!
今回、For Goodとしてご一緒することができたことを非常に嬉しく思います。
これからの活動も応援しています!

 

(※1)For Goodは、目標未達でも集まった支援額を全額受け取れるAll in 方式を採用しています。

(※2)For Goodでは、1つ1つのプロジェクトに専属のキュレーターが付くので安心してプロジェクトを進められます。

(※3)プロジェクト達成に向けて掲載終了まで専任キュレーターが伴走する「いっしょプラン」では、企画やページ作成など、社会問題解決の視点を活かして応援が集まるページになるようアドバイスします。

 

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