2023年12月4日
For Good STORY

アフリカ布で困難な状況にある人々に出口を。ゲヌの宮村暢子さんが避難所の運営開始のために挑戦したクラウドファンディング。

宮村さんが代表を務める『GUÉNEU(ゲヌ)』は、アフリカ布を使用したアパレルブランドです。売上の一部をセネガルで性暴力を受けた女性のための避難所サポートに充てるとともに、現地NPOの公的な資金援助の申請をお手伝いしています。
女性器切除を受けたセネガル人女性が、女性の人権を勝ち取るため闘う物語、「切除されて」を読んだことをきっかけにセネガルに関心を持つようになった宮村さん。GUÉNEU』を通して、現地の人々との関わりを築きながらこれまで沢山の商品を開発してきました。
今回はGUÉNEUオリジナル柄の商品をより多くの方に届けることで、現地の人々の生活を支え、避難所の運営開始へのさらなる一歩を進めるためにFor Goodでのクラウドファンディングに挑戦しました。
宮村さまのセネガルへの想いを乗せた素敵なプロダクトは多くの方の注目を集め、32日間にわたり300万円を目標金額としてクラウドファンディングに挑戦した結果、目標金額を上回る315万円のご支援が集まりました。支援者の方は376名と、本当に多くの方の応援を集めました。

プロジェクトはこちら:避難所の運営開始を目指し、オリジナル柄の商品とともにゲヌを再スタートしたい!

クラウドファンディングを開始したきっかけ

ー普段の活動内容を教えてください。

GUÉNEU(ゲヌ)は、主に2つの活動があります。1つはアフリカの布を使ったアパレルブランドの運営を行っています。そしてもう1つは、アパレルブランドの売上の一部と助成金を使い、セネガルで性暴力を受けた女性のために避難所の建設支援を行っています。

 

ーブランド立ち上げのキッカケは何だったんでしょうか?

10年以上前の私が大学生だった時にセネガルを訪れ、女性のための避難所の建設現場を見ていました。

当時は翌年には完成すると言われていましたが、9年後の2020年にもう一度セネガルを訪れた時にも避難所が完成しておらず、何かしらの活動をしないと完成することがないと感じたのです。

そこで避難所の建設をサポートするため、ブランドを立ち上げる決意が固まりました。

 

ー今回なぜクラウドファンディングという手段を選びましたか?

理由としては大きく2つあります。

1つはブランドとしての転機だったということです。

GUÉNEU(ゲヌ)では他のブランドとの差別化や商品の幅を広げるためにオリジナルの柄を今後、年に2回ずつ出していくことを予定していました。

その第一回のリリースをより多くの人に知ってほしかったのでクラウドファンディングをやろうと思いました。

もう一つの理由は避難所の建設が終わったことです。

避難所の建設が終わり、これから運営を行っていくというタイミングでクラウドファンディングを始めることで、相談できる仲間を集めたいと思っていました。

GUÉNEU(ゲヌ)のオリジナル柄だけでなく、避難所の存在についても多くの人に知ってもらいたいという思いから今回クラウドファンディングに挑戦しました。

 

SNSやポップアップを通して多くの繋がりが生まれた

ークラウドファンディングを通してどんな反響がありましたか?

大きな目標を掲げたからこそ普段は出会えない人に出会えたと思っています。

今回のクラウドファンディングは300万円という大きな金額を目標としていたのでSNSやポップアップでの広報活動にものすごく力を入れていました。

そんな中で、支援してくださった方がSNSを通じてリターン品を拡散してくださることが多く、自分の活動を知らない人にまで活動が届いている実感がありました。

 

ーSNSで大きな支援の渦を作られていたと思うのですがどのように戦略を考えていたのですか?

For Goodでは、クラウドファンディングの掲載期間中にもリターンを発送することが可能なので、リターン品の中に『ぜひSNSで共有してください!』という旨を伝えたメッセージカードを入れました。

このようにすることで、届いた人の反応を見て、また新しい人が支援してくださるという連鎖が生まれたと思います。

 

 

ーSNS以外での広報はどのように進められていましたか?

掲載開始から2週間の間はポップアップイベントを行っていました。

その中で、人通りが多い場所にチラシを飾ったり、ポップアップに来てくださった方に直接PRしたりと対面での広報活動にも力を入れていました。

なので掲載開始の前半はポップアップで広報活動を行い、後半はSNSでの発信活動を行うという2つの広報活動を使い分けました。

 

For Goodを選んだ理由とは

ー宮村さんはクラウドファンディングされたご経験がありますが、今回For Goodを選んだ理由を教えてください。

掲載手数料が0円であることが大きな決め手となりました。

また、運営企業である『株式会社ボーダレス・ジャパン』を元々知っていたため、運営する企業が信頼できるという部分も大きかったと思います。

 

For Goodでクラファンを実施した感想

ーFor Goodの『じぶんプラン』を利用してみてどうでしたか?

じぶんプランであっても困ったことがあればすぐにラインで返信していただけたので、スムーズにクラウドファンディングを始めることができました。

また、メールで問い合わせることにハードルの高さを感じる方も多いと思いますが、For Goodではラインで相談ができるので気軽に相談しやすかったことも嬉しいポイントです。

 

さいごに

ーこれからの活動に対する展望はありますか?

ブランドとしてはGUÉNEU(ゲヌ)のオリジナル柄により一層力を入れていきます。

新しい柄を皆さんに手にとって楽しんでもらうことがGUÉNEU(ゲヌ)というブランドとしての未来の姿だと思っています。

また、避難所の活動に関しては運営開始に向けて、今回のクラウドファンディングで集まっていただいた仲間と相談をしながら2024年内に運営を開始できるように体制を整えていきたいです。

 

ーこれからクラウドファンディングをする方に向けて

私はクラウドファンディングを多くの人におすすめしたいと思っています!

クラウドファンディングでは、実際のお客様とのコミュニケーションが生まれるので自分の行っている活動がよりブラッシュアップされていくと思っています。

今回のクラウドファンディングを通して、多くの方が見ることのできる場所で目標達成を目指すことは、資金調達だけでなく、活動の質の向上に繋がると実感しました。

自分自身の活動に対する意見やコミュニティがほしいという方は、クラウドファンディングで資金調達するのがすごくおすすめです!

 

ー宮村さん、ありがとうございました!

 

インタビュアーのコメント

今回は、アフリカ布を使用したアパレルブランドの運営と避難所建設のための資金集めを行っている『GUÉNEU(ゲヌ)』の宮村さんからお話を伺いました。
お話をお伺いする中でGUÉNEU(ゲヌ)というブランドを通して、多くの人に商品を手に取ってもらうだけでなく、セネガルの避難所の問題に対しても多くの人を巻き込んで解決していきたいという強い想いが伝わってきました。
今回、For Goodとしてご一緒することができたことを非常に嬉しく思います。
これからの活動も、心より応援しています!

 

プロジェクトはこちら:避難所の運営開始を目指し、オリジナル柄の商品とともにゲヌを再スタートしたい!

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