はじめに

山や海がそばにあって落ち着く。
坂から一望できる景色が綺麗。
魚が美味しい。
異国情緒あふれる街並みが見られる。

街の魅力として挙げられるものは沢山あるはずの長崎ですが、地元民の多くは口を揃えてこう言います。

“長崎には何もない”

「何もない」に込めた意味は人それぞれだとは思いますが、「楽しく遊べる場所が無い」の意味で言われることが多いように感じます。もちろん、長崎には魅力あふれるものが数多に存在すると感じている人が沢山いることも知っていますが、それでも「何もないよね」という言葉聞くことや、そのようなやりとりが交わされている場面によく出くわすのです。

観光都市長崎。外からの人を迎え入れることも大切ですが、地元の人が思いっきり楽しめるまちになれば、まちの魅力はもっと磨かれるのではないでしょうか。

世界への航路が閉ざされた鎖国の時代、唯一長崎だけが世界に開かれていました。歴史的観点から見ても、先進的かつ好奇心旺盛な県民性であるはず。余白だらけのまちで受け身でいるなんて、らしくないじゃないですか！

「何もない」状態なら、遊び方は無限に広げられるはず。

「遊ばんば！」を合言葉に、ここ長崎にワクワクする遊び場を増やしていきませんか？

自己紹介

皆様はじめまして！もりきちと申します。

普段は、教育・エンターテイメント・場づくりのフィールドを中心に活動させていただいております、長崎暮らし25歳のフリーランスです。

「長崎港で遊ばんば！」の代表を務めております。共同代表として、同じく長崎を拠点に活動する「林幸之」がおります。（林のプロフィールに関しては、後半に記載いたします）

〇〇んとこで遊ばんば！

「長崎港で遊ばんば！」は、この１回に限ったイベントではありません。「〇〇んとこで遊ばんば！」のように、〇〇の部分に長崎の色んな場所を入れながら、継続予定のイベントです。もともとは、２０２３年５月のゴールデンウィーク期間に「出島んとこで遊ばんば！」を２日間連続で開催予定でしたが、両日悪天候に見舞われ、中止となってしましました。秋晴れの空の下での開催を祈り、初開催の場を長崎港（ドラゴンプロムナード 及び プラタナス広場）に改め、第１回目の開催に向けて再び動き出しました。

さて、そんな「遊ばんば！」ですが、開催に込めた想いをお伝えする前に、「遊ばんば！」を開催するに至った経緯を少しお伝えできればと思います。

身近で大切な人たちを笑顔にすることから。

生まれも育ちも長崎の僕ですが、２５年経った今もここに暮らす理由を改めて考えてみました。学生の頃までは、「長崎」という土地そのものに愛着があったわけでもなく、暮らしやすさを感じていたわけでもありませんでした。一方で、不便さや居心地の悪さを感じているわけでもなかったので、県外に出る理由も特に浮かばず、そのまま長崎の大学に入学したのです。

社会人として今現在も長崎に暮らしていますが、ここで過ごす時間が長くなればなるほど、僕が大好きな人たち、僕にとって大切な人たちがどんどん増え続けていきました。そうすると長崎自体よりも先に、長崎に居る人達のことを好きになっていったのです。

その好きな人たちと共に長崎で活動していると、このまちの魅力に気づく機会も増えました。好きな仲間とカフェを巡り、まちを歩く。歩けば見える新たな発見や感動。さまざまな土地を巡り見える、歴史や文化の奥深さ。そうしてまちを巡るうちにまた新たに長崎に好きな人たちが増えていく。今はその循環の中で暮らしています。もう少し書き加えるのであれば、ずっと暮らしていると「当たり前」になりすぎて、見えなかったものがあったのだろうとも感じます。長崎ってきっと僕らが思っている以上の魅力があり、そのポテンシャルをまだまだ引き出しきれていない状態にあると思うのです。

そうして生まれた「長崎で頑張りたいな」「長崎で楽しいことを生み出していきたいな」という僕の想いや、現在フリーランスとして行なっている活動は、長崎にいる大好きな人たち、そしてその人たちと過ごすことで育まれていった長崎というまちへの愛着が支えているのです。

さて、僕は現在、様々なイベントの企画やパフォーマンス活動・学習支援教室運営など、エンタメや教育のフィールドで活動させていただいております。よく、「何してる人か分からない」と言われちゃう僕ですが、これら全ての活動の根本にあるのは「イドコロづくり」です。

今自分が大切だと感じる身近な人たちを笑顔にし、輝きを引き出すこと。目の前にいる一人一人のため個性や特性に寄り添い、輝ける場や居心地のいい場をつくっていくこと。それを軸に活動することを大切にしています。これが僕の言う「イドコロづくり」です。

身近な人がイキイキと輝きながら暮らしを充実させていけば、その裾野はいつしか広がり、結果的にまち全体、地域全体の活性化に繋がると考えています。

元々は根暗だった僕が、ここで暮らす中で自分に自信を持てるようになり、そこから次は長崎に暮らす人たちを好きになっていき、そして最終的に長崎というまち全体を意識できるようになりました。

「僕がしたいことは、『地域活性化』というよりは『人活性化』です」とお伝えした方がニュアンスが伝わるかもしれません。

まちを支えるのは、そのまちに暮らす人。

つまり、まずは僕の身近にいる人が自分に自信を持っていけるようサポートをしていくことで、その人がまた周囲の人たちに影響を与え、結果的にまち全体の活性化になると考えているのです。

長崎というまちで僕が行いたいのは「イドコロづくり」と、その先にある長崎全体のイキイキした姿をつくることなのです。

そんな僕と同じく、「遊ばんば」共同代表を務める林にも、活動に込める共通する思いがありました。自己紹介を林に引き継ぎます。

みなさま初めまして！
　
長崎を中心にシンガーソングライターとして活動している、地域ミュージシャンの林幸之と申します。

普段は音楽活動を行いながら、SNSアカウントの運用やWEBメディア運営を通して、「地域で輝く人」を紹介・発信する活動を行っています。33歳、長崎市出身・在住です。

地域ミュージシャンとしてのプライドと使命

僕は過去に、メジャーデビューをしたこともなければ、活動拠点を移したこともありません。いち”アマチュアのミュージシャン”です。

アマチュアミュージシャンと聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか？？

『売れない・売れ残った人』
『遊びで内輪ノリでやっている』
『楽器や道具類にお金を注ぎ込み、家庭も持てずちゃんとした定職にもついていない』

・・・結構ネガティブなイメージを持たれている方が多いのも事実ですが、僕はそんな”アマチュアミュージシャン”を15年続けてきました。

実はそこそこ地域では売れているし、遊びじゃないし、ちゃんと結婚・仕事もしながら両立してやっています笑

そして何より、皆さんの手の届くところで、手のひらサイズで、音楽に触れることのできる場を作ることができるのは、「地域ミュージシャン」の強みであり、それを作り続けるのが僕の使命。「地域ミュージシャン」がいなければ、次世代のスターは誕生しないと言っても過言ではないと思います。

憧れに手触り感を

並行して行っているWEBメディア運営やSNS運用も、そんな「地元にいる手の届く範囲で輝いている人」にフォーカスを当てたインタビューがメインコンテンツとなっています。
　
そりゃ、大スターや全国で有名なアイドルに憧れることはあるだろうけど、「手の届くところにいない」ですよね？
　
近所でいつも会うあの人は、実はすごいことを・面白いことをしている人なんだといったような「手触り感」があれば、出し手も受け手も程よい刺激になって、地域社会はもっと良くなっていくと思う。そんなビジョンを描いています。

その中で、地域でもっと輝くには？とアドバイスを求めてきてくれた中に「もりきち」くんがいました。

憧れのプラットフォーム

僕が大切にしていることの一つに《その挑戦は、誰かの憧れに繋がっているか》があります。

包み隠さず言えば、僕自身も誰かから憧れられたいという気持ちがあるし、憧れられるからこそ自信になってさらに活動に拍車をかけることもできると思います。そしてこのような活動をしていると、せっかく素敵で面白い活動をされているのに全然知らなかった！という人や団体がとても多いことに気づきました。

それを地元で広めていく立場・プラットフォームに僕らがなれれば、もっと地域社会の活性化にも繋がるなと感じています。そのための発信活動・事業であり、イベントの企画運営についてもそうです。

遊ばんばで広げたいのは、一人一人が輝ける遊び場

前置きが長くなってしましました。まずはここまで読んでくださりありがとうございます。
ここからは再び森が執筆してゆきます。

前述した僕の “イドコロづくり” それから林の “憧れのプラットフォームづくり” 

共に長崎を拠点に活動し、共通した想いをもつ2人だからこそ創り出せる場があると考えたのです。そこで企画実行することになったのが、今回の「長崎港で遊ばんば！」となります。

僕らにとっての身近な人達はもちろん、長崎に暮らす皆さんにとっても、心地よい空間・憧れの人を見つけたり、憧れられたりする時間を。このイベントに関わる人一人一人が心からワクワクし、輝けるそんな遊び場をここ長崎につくっていきたいのです。

プロジェクトの詳細

遊ばんば！実行委員会は、2023年11月11日(土)に、長崎市は「ドラゴンプロムナード」及び「プラタナス広場」にて、参加型マルシェイベント「長崎港で遊ばんば！」を開催いたします。このイベントは、長崎グルメが味わえる飲食ブースや、県内外で活躍されている作家による物販出店に加え、長崎で活躍されている地元ミュージシャンの生演奏や、子供と一緒に楽しめる参加型ワークショップ、トークイベントの開催など、多種多様な”体験参加型”の催しが一度に楽しめる新感覚のイベントです。

ステージイベントではギター弾き語りや楽器演奏、朗読、トークイベント、ダンスパフォーマンス、世代問わず楽しめるバランスボール体験など、多彩な催しをしたいと考えております。

さらに、ステージイベントのゲストとして、離島（高島）を拠点に精力的に活動されているボーカルグループ「RAINBOW MUSIC」や、長崎を拠点に置くアイドルユニット「スマートオブジェクト.」の出演も決定しております。※出演状況は急遽変更となる場合もございます。

出店では、ドラゴンプロムナード及びプラタナス広場の2箇所で延べ50店舗の出店を目標に声掛けを行っています。飲食ブースでは、長崎グルメをはじめとする様々な縁日メニュー。加えて、県内外で活躍されている作家のハンドメイド作品、似顔絵、リラクゼーションなど幅広い出店者が集結し、1日を通して楽しんでいただける出店ゾーンとなるよう調整する予定です。

「長崎港で遊ばんば！」開催します

共同代表の森と林、そして僕らの周りにいるパフォーマーの皆様、出店者の皆様、個性豊かなスタッフ陣とで開催する「長崎港で遊ばんば！」

参加する皆様にとっても居心地良く、そして身近な憧れを見つけられる場にするべく準備してまいります。

継続開催を目標に、「憧れ、そして憧れられ」の連鎖を生み出し、長崎というまちの活性化にも貢献していきたい所存です。加えて、長崎の色んな場所の使い方・遊び方を模索し、遊び場の少ない長崎にオリジナリティのある新たな遊び場を提案し続けてゆきます。

支援が必要な理由

本来は２０２３年５月に２日間で開催予定だった「出島んとこで遊ばんば！」は、両日悪天候で中止となってしまいました。

有難いことに、演者の方、出店者の方、そして遊びに行くことを楽しみにしていた方など、多くの関係者の皆様から「楽しみにしていたから、開催されないのはとても寂しい」「ぜひまた企画してください！」など、たくさんの温かいメッセージをいただきました。

開催こそ叶いませんでしたが、このイベントの開催を楽しみにしてくださっている長崎の方が沢山居たことが、僕たちの心をより奮い立たせてくれたのです。

開催にあたり、来場される皆様に思いっきり楽しんでいただくため、より充実したラインナップでお届けすることを目指しています。それに伴い今回のクラウドファンディングを実行する運びとなりました。ここで集まった資金は、イベント自体をより多くの人に知っていただくための宣伝や、会場を盛り上げてくださるゲストパフォーマーの方、加えてより聴き心地の良い音作りをしてくださる音響さんへの謝礼金などに使わせていただきます。

ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

支援の使い道

【 目標金額 】
合計：37万円

〈 内訳 〉

▼ 音響スタッフさんへの謝礼金　：￥100,000
▼ ゲストパフォーマー様の出演費：￥100,000
▼ 宣伝費　　　　　　　　　　　：￥100,000
▼ 一緒プラン・早期入金プラン　：￥70,000

応援コメント

さいごに

ここまで読んでくださりありがとうございました。皆さんの貴重なお時間をいただけけて光栄です。

長崎にゆかりのある人も、そうでない人も。僕たちの想いに共感してくださった方、イベントの開催にワクワクした方、僕たちの挑戦を応援したいと思っていただけた方、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします！

【 共同代表プロフィール 】

森勇吉（もり ゆうきち）
名前をタップするとInstagramに飛びます。

1998年生まれ｜生まれも育ちも長崎

とある場所では「先生」とある場所では「パフォーマー」またとある場所では「ファシリテーター」

複数のナリワイと共に、ゆるまじめに歩みを進めております。僕のライフコンセプトは「イドコロづくり」活動は様々ですが、常に大切にしているものです。

〜〜〜 メインの活動 〜〜〜

〈 教育事業 〉
　➤ 学習支援教室「Moritto」の運営
長崎は新大工にて、毎週月・火で、小中学生対象の学習支援教室を運営しています。

〈 エンターテイメント事業 〉
　➤ ハモらんばプロジェクト
　　- 多世代型アカペラサークル「ハモらんば」の運営
　　- アカペライベント「歌楽」企画
　　- アカペラ動画発信
　　- アカペラワークショップの実践
「アカペラ」の魅力を活かしたコミュニティづくりや企画を行っています。長崎市の「まちぶらプロジェクト」にも認定されている活動です。

　➤ 体験型マルシェ「遊ばんば！」運営

　➤ MC/司会進行

〈 取材・執筆・動画制作 〉
　　- 企業や個人の取材
　　- Webメディア等の記事の執筆
　　- プロモーションビデオの撮影・編集
　　- SNS動画の撮影・編集

〜〜〜 その他 〜〜〜

　➤ ながさき若者会議 所属

　➤ 文芸ユニット「Decchi」編集部
　　　- zineの製作・販売
　　　- イベント出店
長崎を舞台にしたショートショートを若手ライター３人で執筆。作品をまとめたzineを発行・販売しています。

林幸之（はやし たかゆき）
名前をタップするとInstagramに飛びます。

●シンガーソングライター
　・歌手活動
　・楽曲制作
●夢限-MUGEN-代表（任意団体）
　・Webメディア運営：「ナガサキ女子」「MM-miraissimo-」
　・イベント企画運営：「遊ばんば！」「Challenge The Nagasaki」他
　・司会進行業
　・SNS運用代行
　・HP制作
●起業家育成プログラム「コッコデショ」1期生
●まちぶらプロジェクト第20号「∞Nagasaki」主宰

「憧れに手触り感を」をビジョンとした【夢限-MUGEN-】という任意団体の代表をしています。

長崎県内を中心に15年続けてきた音楽活動をはじめ、県内で何かに挑戦されている女性を紹介するメディア「ナガサキ女子」、全国の、地域で根を張って活動している”地域ミュージシャン”を紹介するメディア「MM-miraissimo-」の運営を通して、”憧れのDX化”を図ることで地域活性化に貢献したいと考えています。
それに付随したイベント企画も行っており、市内・県内でご活躍されている様々な方とパートナーシップを結びながら活動させていただいています。

その中の一つが「遊ばんば！」です。今回の「長崎港で遊ばんば！」は、長崎にもう一つの遊び場を作りたいとの思いで立ち上げたイベントで、表現者・活動家・そして『遊び場』を求める人が一堂に集う場として、長崎の新たなランドマーク的イベントにしていきたいと考えています。

現在は任意団体の【夢限-MUGEN-】は、来年初頭に法人化させる予定です。