はじめに

 

 

 

１８歳看護学生の時に「あなたは発達障害です」と診断された私は、

今までのいろんな困難が先天的なものだったと知って安堵しました。

 

ですが、周りに発達障害の知識を持っている人がおらず、誰にも相談することができませんでした。

 

 

「どうやって定型発達向けに作られている社会の中で、サバイブしていけばいいのだろう」

 

「身近に発達障害を持ちながら生きている、人生の先輩の話が聞きたい」

 

 

画像　読んできた一部の本たち

 

 

結局、私は誰にも相談できなかったけど、本を読み自分なりのサバイブ術を磨き、それなりに生きれるようになりました。

 

 

でも今現在も悩んでいる人がいます。

過去の私のようにサバイブ術を知りたいと思っている人が、どこかしらにいます。

 

 

 

私は診断される前も後も、困難に対し全て、自分で工夫していかなければなりませんでした。

発達障害の思考特性・感覚過敏、世間が持つ偏見、スティグマ（負の烙印）に対処など、

それは身体的にも精神的にも、とてつもないエネルギーを消費しました。

 

 

 

きっと皆さんの周りにも悩んでいる方がいます。

必要としている人のもとへこのプロジェクトを届けるために、

皆さんの拡散の力が必要です。

 

 

スクロールして最後まで目を通していただけると嬉しいです！

 

 

 

はじめに：私の実体験

 

はじめまして！まめこです。

小さい頃からずっと「変わっている子」と言われ、人より何かできなければ「努力が足りない」

人より何か長けていれば努力を認めてもらうよりも先に

「変わってるからできるんじゃん？」と言われる日々を過ごしていました。

 

 

画像　小さいころ

看護学生の授業で「発達障害」を知った時、私の困難や特性が言語化されていて、とても驚きました。

「私は発達障害なのかもしれない。でも、テレビで見る発達障害の人（自閉症）とは私は違う。当てはまるんだろうか。」

 

 

 

精神科クリニックに行っていくつかのテストを受けた後、医師は私に言いました。

 

 

そう言われた瞬間、周りが当たり前に出来ることが、どう努力しても出来なかった色々な記憶が頭を駆け巡りました。
努力が足りない甘えだと言われていたことが、

「生まれつき」だったんだと知って心の底から安堵しました。

 

私はやっぱりちゃんと頑張ってた。

でも、沢山できないことがあったんだよ。努力不足じゃなかった。

 

クラスで成績1位を取れても、時間の逆算ができず何度も電車を間違えるし、おつりの簡単な暗算もできません。（いつまで経っても割り勘の場面で大混乱します）

 

人と目を合わせられず空間を見てしゃべりますし、

感情のコントロールが下手で、パニックになって過呼吸になることもありました。

 

人に触られるとその感覚が何時間も持続し、その不快感に対処できず涙が出てくることもありましたし、

クラスメイトの甲高い笑い声に動悸がしてしまうこともありました。

 

でもそれらも全て、

発達障害の特性からきていたのです。

 

 

 

活動のきっかけ：私の感じた絶望

 

画像　GALに憧れていた高校生の私(見た目は近づけても雑談は苦手なため授業が終わったら直帰。)

 

 

 

 

ある日、看護高校５年間一緒だったクラスメイトに

「５年間同じクラスだったけど全然理解できなかった」と言われました

 

 

言ったその子は笑っていたけれど

私は衝撃的すぎて、その場で固まってしまいました。

 

 

座学も実習も多くの困難を乗り越えてきた仲なのに、そんな身近な人ですら私のことを全然理解できないんだ。

 

そしたらこの先、私を理解してくれる人なんて誰もいないじゃん。

 

私にとってその言葉は、

「絶望」でした。

 

 

その絶望や孤独は数年経った今でも変わりません。

 

【看護学生】病院実習を乗り越えるためにした、3つのこと😉ー大人の発達障害（ASD）

 

もしかしたらネット上には理解してくれる人がいるのかもしれないと思い、

YouTubeにアップロードしたところ、動画は５万再生を超えました。

 

  

同じような困難を持っている人が沢山いました。

そして１つ１つのコメントが長く、

中にはこれまでの人生を語ってくれる人もいました。

 

みんな切実な思いを持っていました。

 

 

私は、1人じゃないんだなと

思いました。

 

 

クラファンのきっかけ：１通のDMから

 

 

感覚過敏で刺激に弱い私は、勇気がいることが苦手です。

 

それでもクラファンしようと思ったのは、

何通も送られてくる発達障害当事者や保護者からのメッセージがあったからです。

 

「子供が言語化がすごく苦手だから、Zoomで言語化を手伝ってほしい」

 

 

今まで動画発信やDMでのやりとりなど間接的に関わってきましたが、直接何か手助けをする方法はとってきませんでした。

 

でも、あの時の私のように助けてほしいと思っている人がいる。

そして、私のＤＭまで辿り着いてくれている。

 

目の前にこんなにも苦しんでいる人がいるのに、もしかしたら私が動けばもしかしたらポジティブな方向に動くかもしれないのに、

勇気がないからといって動かないのはどうなのかと思うようになりました。

 

画像　インスタDM　

 

「専門家でなくても、

ASDを持ってる方が近くにいるだけでも勇気になる」

 

 

専門家でもない私が、人の人生に関わっていいのかと心配していました。

しかし、自分の10代を思い返しても専門家とか関係なく、助けになる人がいるのであれば、その人に助けてもらいたい気持ちでいっぱいなんですよね。

 

 

私も藁にも縋る思いでした。

 

やって欲しいと思ってくれる人が1人でもいるなら、やろうと決めました。

 

 

だから、今回勇気を振り絞って、

クラファンを使って言語化のプロジェクトをすることにしました。

 

 

プロジェクトの詳細

 

 

１発達障害を持つ当事者、保護者向け

「ZOOMを使って困難の言語化のお手伝い」プラン

 

 

 

ご本人orご家族の今抱えている困難・苦しさを言語化するお手伝いをします！

自分の努力不足なのか環境が合ってないのかなど、なんだかもやもやする気持ちを話してみませんか？

 

 

私の話を聞くことをメインにして

その中でご自身やお子さんのことを考え理解する時間にしてもいいですし、最初から困難の言語化にフォーカスする時間にしても◎

 

みなさんの使いたいように時間を使っていただけたらと思います！

 

 

 

30分～1時間で話したことを要約してまとめるので、

後で見返すことも可能です！

 

 

クリニックに行くと医師の前では緊張して、自分の特性や日々の困難を伝えることが難しいのですよね。

診察時間も限られているので、圧を感じて上手く伝えられないこともあると思います。

また学校や職場に伝えるときは、相手が受け取りやすい形にして話すことが必要になります。

ある意味、交渉みたいなものなので．．．

そんな時に活用してもらえればと思います！

 

 

２　診断はされていないが、発達障害持っているかもと思っている人向け

「わからないけど、いろいろ聞いてみたい」プラン

 

 

なんだか生きづらい・空気が読めない・物忘れが多いなど

生きていく上で困難は感じているけど、クリニックに行くまでではないかな

このレベルでクリニック行っていいのかな、クリニックってどんなところかわからないし、なんかこわいしと思っている方におすすめ！

 

気になることなんでも聞いてください！

 

 

誰でも少なからず、困難を持って生きていると思います。

私も小学生の時は発達障害グレーゾーンと言われていたので

診断がなくたって、しんどいことはしんどいですよね。

話すことですっきりすればいいなと思います！

 

 

３　定型発達（発達障害を持っていない）の人向け

「発達障害を持つ人のリアルを知りたい」プラン

 

 

研修で「多様な環境をつくろう」と言われるけど、発達障害を持つ人とそもそも話したことがないから

どういう風に話せばいいかわからないし、どんな配慮をするべきかわからない。仕事や新人教育に活かしたい！

 

もしくは何度言っても出来なかったり、理解不能な言動をとる部下、同僚、後輩がいる方におすすめ！

 

 

 

たとえ身近に障害を持つ人がいても、

これを聞いたら「失礼かな？傷つけちゃうかな？」と思い、

聞きづらい事も多いですよね。

 

このプランでは普段聞きづらいことも、聞いていただいて大丈夫です！

 

発達障害を持つ人が皆、自分の困難や特性を言語化出来るわけではないので、比較的言語化が得意な私が承ります！

 

 

私も日常でモヤモヤすることを言われた時は飲み込むことが多いんですよね…

相手はポジティブな言葉を言っているように思っていても、私の気持ちが沈んでいます。

 

 

「見えないから困ってるんだよ！」

「全然うれしくないよ！」

「頑張って繕っているんだよ！」

と思っていても、日常会話ではわざわざ言いません。

話が面倒になるなので、嫌な気持ちは飲み込みます。

このようなコミュニケーションのズレは頻繁に発生していると思います。

 

気張らず、ラフに話せたらと思っています！

 

クラファンに関して聞きたいことあればInstagramのDMにメッセージください！

https://instagram.com/mameko___23?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

 

このプロジェクトが見据える未来

 

【プロジェクトを通してやりたいこと】

 

 

 

私は健常者と呼ばれているマジョリティーが、生きづらさを感じている障害を持っている人に、興味関心を持ってもらうことが必要だと思っています。

 

 

私たちは対等であるべきだけれど、

マイノリティーが生きやすい社会を作っていくためには、

必ずマジョリティーに受け入れてもらうことが必要になってきます。

 

 

だからまず身近にいることを「怖いな」と思わないで欲しいです。

そのためにYouTube、Web記事、Tiktok、Instagramでの発信をしてきました。

 

 

 

「こわい」「きもちわるい」「みたくない」「きえてほしい」

それは知らないから沸き起こる感情であることを知っていて欲しいです。

 

 

 

今回はより関心を持ってくれている方と直接話す機会を作り、発達障害への理解促進に繋がればと思います！

 

 

 

【世界はきっと、私たちの手で変えていける】

 

 

みなさんで一緒に障害や疾患を持った人が、

持ったまま生きれる社会をつくっていきませんか？

 

 

 

ZOOMを使って是非とも、皆さんと話せることを楽しみにしています。

 

支援の使い道

 

クラファンの形を使って言語化お手伝いとその人の人生の並走の需要確認を行い、支援いただいたお金は言語化サービスの対価として考えています。

（需要があれば継続したいので、言語化プロジェクトを持続可能なものにするための時間確保と人件費）

 

 

概算ですが、１１月下旬からスタートできるとして１日上限２名（１時間～２時間）×５日

初回の方を２０２４年３月に行うことを想定すると年末まで１９週あります。

予約が殺到するとは考えていないので、数回利用を希望される方を含めて

まずは週に1~2名の言語化サポートを目標にするのが妥当かなと考えています。

週１〜２名×１９週＝１９万

 

（私個人としては目標金額はなく、このクラファンが必要な人に届けば十分なのですが、クラファンの仕組み上、目標を作らせていただきます。）

 

ー私の稼働できる時間帯（２０２３年１０月現在）ー

月曜日１９時～２２時

火曜日１０時～１２時、１８時～２２時

水曜日１８時～２２時

土曜日１９時～２２時

日曜日１０時～２２時

 

一応のスケジュールは書いてありますが、子どもが寝てからや仕事終わりの遅い時間希望など柔軟に対応しますのでご相談ください！

 

 

資金の使い道

・Zoom環境を整える機材購入（パソコン、マイクなど）　２０万

・ZoomPro年間契約　２万１００円

・Microsoft ３６５ Personal年間契約　１万４９００円

・クラファン手数料　５万５０００円

・言語化プロジェクトを持続可能なものにする人件費　１９万円

合計４８万９００円

 

 

 

言語化の実績、実践の場：ふくろう珈琲

 

 

 

看護師として病院で働く傍ら、

2021年4月からたまに就労継続支援事務所B型のふくろう珈琲で

障害を持ち働くことに困難がある方に特性や困難などの分析、言語化などを支援する就労プログラムを担当させていただいています。

 

 

リターンにはこちらで販売しているドリップバックを含めておりますが、下記URLから購入も出来るので是非覗いてみてください！

ふくろう珈琲 (fukuroucoffee.co.jp)

 

 

私が初めてスペシャリティコーヒーを飲んだ時の衝撃は忘れません。これまでのコーヒーの概念を吹き飛ばされました笑　ぜひこの機会に試してくださいー！

店舗では試飲もできますのでお待ちしてます！

 

 

さいごに

 

 

私が10代の時、

誰かが人生に並走してくれたらどんなに心強かったか。

今だって、人生の歩みが簡単なわけじゃない。

 

本当は、人と友達関係を築き継続することが難しい私をみていてくれる人が欲しいです。

精神科医とは別に、私の人生を見て一緒に喜んで悲しんで苛立ってくれる人が欲しいです。

でも、残念なことにそんな人はいません。

 

 

だから、同じように思う人のサポーターであり、

話すことでケアしてケアされる相互の関係でいたいと思います。

定型発達者に最適化された社会で、サバイブしていく方法を共有しませんか？

 

 

 

 

 

今できる私の一歩は本当に小さいものかもしれない。

でも、動き出すことにきっと価値があるんだと思います。

 

 

クラファンを見てくれてるあなたの周りに、発達障害を持った人が思い浮かばないかもしれない。

でももしかしたら必死で隠して学校で、会社で、あなたの前で、

繕って家で涙を流しているかもしれません。

 

でもそれは、必死に社会が求める形に歪な自分を息を殺して変形させていたからです。

 

みんなの見えないところで過呼吸になった。過呼吸になった自分が、不甲斐なくて泣いた。

そういう痛みを感じてきました。

 

だから身近にいないと思っても、

このクラウドファンディングを拡散して欲しいのです。

 

 

今日も必死で繕って生きてる人に、「１人じゃないよ」と伝えたいのです。

 

 

みなさんの拡散に救われる人が、きっといると思います。

よろしくお願いします。

 

応援メッセージ

 

今までの私の歩み

 

―小学校―

・小学３年生で大学病院の心療内科を受診

・小学４年生で不登校になり、心療内科で発達障害グレーといわれる

・学校に行けないことも、頭が悪いことも、バカにされ続ける人生を変えたいと思い、看護師になることを目標にする

 

 

―中学校―

 

・不登校から３年間皆勤賞

・テストクラス最下層からクラス１位へ

・内気な性格変えるために生徒会長に就任

（発達障害特性の０か１００の思考が私を突き動かす）

 

 

―看護高校―

画像　教室が寒すぎて防寒対策している私

 

・小学４年生から頑張り続けたことが身体と心の負担となり、うつ症状発症

・涙が止まらず、ご飯を食べられない日々

・高校３年生で不安神経症と診断

・精神看護の授業中、発達障害に当てはまることに気づく

 

 

―専攻科（看護高校４年目５年目）―

 

画像　国試模試の結果

 

・国試模試１位、全国とクラス内偏差値７０

　（毎日の不安をかき消してくれるのは勉強しかなかった）

・テストも実習成績も良かったため、病院の奨学金クラス唯一受かる

・なぜか病院採用に唯一落ち、就活で感じた圧倒的違和感から、やはり発達障害なのではと思い精神科クリニック受診し、発達障害と診断される

・「新卒で看護師になっても半年もたないと思う」とスクールカウンセラーに言われるくらい心身ボロボロ

・小学４年生から毎日自分の限界を越える生活をした結果、抗不安薬ないと不安で不安で生活できない

 

 

 

―農林大学校―

画像　コンクリートの温かみを感じている私

画像　伐倒した木

 

・メンタル療養のため林業の学校へ進学

・１年で毎日飲んでいた抗不安薬飲まなくても生活できるほどに回復

 

↓

新型コロナウイルス流行

・コロナのため休校となり、自粛期間家に居て病的な不安再発

・メンタルを安定させるために看護師にならずにいたのに家にいて不安になるなら、看護師になる過程でおかしくなった方がいいと思い、家から１番近い病院に連絡

↓

 

面接&採用

・発達障害と不安神経症を持っていることを話した上で採用してもらう

・発達障害の困難はあるものの配慮してもらえれば、働けることを知る

・動画にしてみたら共感してくれる人がいるかもと思い、アップロードしてみると、想像以上の反応

 

↓

・発達障害持ちながら仕事していることが障害を持った方の

　役に立つかもと思い、リアルの場で実践出来るところを探す

・就労継続支援事務所で就労プログラムをちょこちょこ行う

画像　就労プログラムの内容

↓

 

・環境に恵まれ看護師４年目に！

・この経験は、誰かの役にたつかもしれない

・DMきっかけで、クラファンに挑戦

 

 

 

発達障害の特性

ー私の特性と工夫ー

☆声に抑揚がない、話すときに表情がなくロボットみたい

➡人の話し方を真似する

➡鏡の前で表情の練習をする

➡アクターズスクールでお芝居を学ぶ

 

☆急な変更にひどく動揺する（泣き出したり怒りを表面に出してしまう）　

➡想定内に出来るために、起こりうる選択肢をできるだけシュミレーションする

➡住み込みバイトを数か所経験し、親のいないところで様々なアクシデントに対処する練習

 

☆季節に合わせた服を決めれない、気温に合わせて服を脱いだり来たり調節できない

➡季節と曜日に限定した服をあらかじめ決めておく（仕事に行くときは毎回同じ服）

➡汗をかいたら服を脱ぐ、鳥肌が立ったら服をもう１枚着ると暗記する

 

☆人に触られると不快感が数時間単位で残る

➡満員電車を避ける

➡夏でも長袖を持ち歩く、オーバーサイズの服を着る

➡すぐに避けれるように人との距離を置く

 

 

私がしてもらった合理的配慮

 

学校に伝えたこと：看護師になるために実習を乗り越えたい

 

・発達障害を持っているから、様々な困難があるからとにかくサポートしてほしい

 

 

職場に伝えたこと：発達障害を持っているけど、看護師として働けるようになりたい　

　　　

・不安が人よりも強い

・発達障害を持っているため、一般的なコミュニケーションとズレているところがある

・五感過敏があるため、情報過多になりやすい

 

 

 

 

新人看護師時代の話はこちらの連載から読めます。↓

https://ml.medica.co.jp/series/mameko?order=latest

働き始めた時はこんなに続けられるとは思っていませんでした。

本当に恵まれた環境に身を置けていると感じます！