はじめに

はじめまして。
私は、ジビエの普及を通じて獣害の根本的な解決を目指して活動しているONE GIBIERの有本勲（ありもといさお）と申します。全国にはジビエに熱い方々がたくさんいる。そんな人たちがつながれば、もっと楽しい、もっと社会に役立つアイデアが出るはずだ、実行できるはずだ。本プロジェクトでは、そんな場＝ジビエ・アイデアソンを開催いたします！

◆野生動物問題とジビエ

日本全国でシカやイノシシによる獣害が増えており、その解決策として“ジビエ”が注目されています。地域貢献のため、あるいはジビエの魅力にはまり、今や全国で６００を超えるジビエ食肉処理施設があり（農林水産省大臣官房統計部調査「令和2年度野生鳥獣資源利用実態調査」より）、食肉処理施設職員、そこに獲物を卸す猟師、ジビエを使う料理人などたくさんの方々がジビエに関わっています。しかし、ジビエは供給が不安定、調理法が分からない、食肉処理施設の経営が厳しいなど、まだまだ多くの課題を抱えています。

◆ONE GIBIERとは

これらの課題に対して、現在、各地域の方が個々に創意工夫し奮闘されています。しかし、それに加えて同じような悩みをもつ全国の人たちが互いに協力すれば、もっと効率的に、大きな改善につなげられるのではないかと想い、昨年、ONE　GIBIER（ワンジビエ）という任意団体を立ち上げました。ジビエに関わるすべての人が「ジビエでつながる、ジビエとつながる」ための全国ネットワークです。

ONE GIBIERでは、昨年度、ジビエを一般の人に楽しみながら知ってもらうためのジビエフェスタを開催したり、ジビエに関心をもつ人が誰でもオンラインで繋がれる場所として、ジビエ専用SNS（https://one-gibier.com/）を立ち上げたりしています。

そのONE GIBIERの活動の一つとして、ジビエに関するアイデアソンを今後、年１回開催していきます！

◆ジビエ・アイデアソン

今回のプロジェクトでは、ジビエに関するアイデアソンを７月に開催・成功させることを目指しています。“アイデアソン”は、アイデアとマラソンを組み合わせた造語で、新しいアイデアを生み出すために行われるイベントです。

ジビエ専用SNSなどでオンラインでの交流はできますが、リアルの場でジビエに関する議論をすることで参加者同士の交流を深めたり、新しいアイデアが生まれることが期待できます。

参加してくれた方々が、獣害対策あるいは地域活性化策としてのジビエについて考えを深め、自分ごととして考えてくれるようになること、新しいアイデアが出てくること、それを一緒に実行するための仲間とのつながりができる機会になればと考えています。

プロジェクトの詳細

今回のジビエ・アイデアソンでは、全国から様々な立場のジビエ関係者に石川県白山に集まっていただき、２日間かけてジビエ活性化策について熱く議論します。また、ジビエ関係者同士の交流も、もう一つの目的です。

さらに、議論だけで終わらせません。よい事業アイデアが出てくれば、担当者を決めアイデアソン後も継続的に実行に移すための活動を応援していきます。

ジビエ・アイデアソンの概要

◆テーマ「ジビエの活性化へ。ワクワクする連携事業を考えよう！」

◆開催日：2023年7月8日（土）～9日（日）

◆場所：吉野谷公民館　１階研修室（石川県白山市佐良二136番地）

◆宿泊場所：中山旅館（石川県白山市吉野甲92）

　　　　　　※ジビエ料理が味わえる仕事人のための宿。相部屋になります。

◆参加費　18,000円（宿泊費・食事代として）

　会場までの交通費は各自

アイデアソン参加ご希望の方は、下記のURLよりご記入ください

https://forms.gle/oLsRzfzP6GQhR6nLA　→googleフォーム

クラウドファンディングを実行する背景

今回、①アイデアソンを開催するための運営資金の確保と②参加者募集のため、クラウドファンディングを実行させていただきます。

ジビエ振興に貢献するために、昨年、ONE GIBIERを立ち上げましたが、まだメンバーも限られており、会の認知度・信頼度もほぼゼロの状態です。全国の方にみていただけるクラウドファンディングをこまめに実施することで、私たちの想いを伝えていきたいです。

また、アイデアソンはこれから毎年開催を目指しており、来年度以降は、前年の活動報告も含めて、継続的に小さなクラウドファンディングを続けていければと思います。

応援メッセージ

支援の使い道

①ファーストゴール　500,000円

いただいたご支援は、ジビエ・アイデアソンの告知や開催費用として使わせていただきます。内訳は下記のとおりです。

・広報費（チラシ作成、ネット広告など）　1万円

・会場費　１万円×２日＝２万円

・バス代（駅～会場、現地見学）　８万円×２日＝１６万円

・専門家謝金（ファシリテータ）　３万円

・専門家交通費・宿泊費　５万円×１人＝５万円

・運営スタッフ人件費　１万円×３名×２日＝６万円

・消耗品費・諸経費　２万円

・リターン費用　10万円　

・クラウドファンディング手数料　5万円

②セカンドゴール　800,000円

今回、開催するジビエ・アイデアソンで出たアイデアを実行に移すための費用として使わせていただきます。具体的な用途は、アイデアソンでの議論次第ですが、ジビエに関連したイベント開催費、消耗品・備品費、商品開発費などを想定しています。

さいごに

ジビエで頑張っている全国の方々に、つながりや情報、アイデアを得られる場を提供することで、現場の人によるワクワクする活動に溢れたジビエの全国ネットワークができれば楽しそうです。

今回のクラウドファンディングは、アイデアソンの参加者募集が一番の目的です。開催費用はクラファンや参加費として支援をお願いしていますが、本イベントで収益を得ようとはしていません。あくまで、今後のジビエの発展に向けたつながり作り・アイデア創出のために頑張ります。興味をもっていただけた方は、ぜひジビエ・アイデアソンにご参加ください！

私自身も、色々な方と出会えること、ジビエについて語り合えることを楽しみにしています。

今回のアイデアソンを一つのきっかけとして、数年後には下図のようなジビエ・ネットワークを作りたい！ジビエ専用のSNSサイトでの交流、ジビエの特定の課題を議論する各委員会、地方支部をつくって支部ごとの交流会や活動、ジビエ普及に関するボランティア活動やジビエフェスタ、会員同士が連携したジビエのビジネス、、、。これらの活動を通じてジビエのサービス・認知度が全国にもっともっと拡がり、結果として獣害対策やジビエの現場である中山間地の活性化につながることを期待しています。

ぜひ、アイデアソンにご参加ください。

新しいことへの挑戦はビクビクします。でもワクワクもしませんか？

ジビエを変えるのは、“誰か”ではなく“僕たち”です。

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【プロフィール】

ONE GIBIER事務局　有本勲（ありもといさお）

（里山総合会社 山立会　代表社員、1983年10月3日生まれ）

こんにちは！私は、東京農工大学で9年間にわたり、ツキノワグマの生態研究（農学博士）に没頭後、2011年に石川県白山自然保護センターへの就職を機に白山麓へ移住。2013年に白山ふもと会へ転職し、イノシシの食肉処理に従事。その後、「獣害対策のためには現場である中山間地の活性化が不可欠」との想いから、2017年に山立会を立ちあげました。

　今回のジビエ・アイデアソンは、私たちなりに考えた、日本のジビエ・獣害対策を上手く回す仕組みへのきっかけ作りです。相手はゲリラのような野生動物なので、小規模なジビエ処理施設が各地にあった方がよい。けど、個人で運営していると非効率なので、みんなが集まることでアイデアを生み出したり、経営の効率性を高めていくことができます。施設によって目的はそれぞれ違ってよいと思いますが、賛同していただける処理施設・ハンターさんがたくさん集まってくれると楽しそう！応援よろしくお願いいたします。

【これまでの活動】

◎有本の経歴

・2005年～2008年　東京農工大学でツキノワグマの生態研究＠富山県

・2008年　北海道環境科学研究センター　ヒグマの調査補助

・2009年～2011年　東京農工大学でツキノワグマの生態研究＠東京都の奥多摩

・2011年～2014年　石川県白山自然保護センターで野生動物の調査研究

・2014年～2017年　一般社団法人白山ふもと会でジビエ食肉処理

・2017年　里山総合会社 山立会(やまだちかい）を起業、現在に至る。

　・2022年にONE GIBIERを立ち上げる。

◎ONE GIBIER

・2022年4月　設立

・2022年11月　ONE GIBIERフェスタ開催

・2023年4月　ジビエ専用SNSサイト開設

・2023年7月　ジビエ・アイデアソン開催（本プロジェクト）

山立会HP：https://yamadachi.com/　→当社のHP

ワンジビエHP：https://yamadachi.com/　→ジビエ振興のために昨年立ち上げた任意組織ワンジビエのHP

アイデアソン参加ご希望の方は、下記のURLよりご記入ください

https://forms.gle/oLsRzfzP6GQhR6nLA　→googleフォーム