はじめまして！

私は日本・アフリカ相互の社会・経済の発展を目的として活動している、一般社団法人在日アフリカ人ネットワークADNJ代表のDavid Kpondehou（ダヴィド　ポンデウ）と申します。

母国だけではなく、アフリカ大陸全体と日本とがより良い関係を築き

連携を強めていくことができればきっと相互に発展していくことができる！

そんな熱い想いから、今までになかった「在日アフリカ人ネットワーク」を構築して

大きなアフリカ大陸に54もある国々それぞれの特徴やビジネスチャンスについて、日本の方々や日本企業の皆様に向けて発信し続けています。

このプロジェクトは、日本の中小企業向けにアフリカと日本の社会的経済的連携を強化するきっかけとなる大規模な対面式イベントを開催！するために立ち上げました。

◆ADNJとは

ADNJはAfrica Diaspora Network Japanの略称です。

2019年、日本在住のアフリカ人が中心となり「日本とアフリカとの連携強化」を目指して団体を立ち上げ

2022年、現在もボランティアベースではありますが事業拡大のため一般社団法人に形を変え、立ち上げ当初の目標をさらに具体的にし、より強い想いを持って活動しています。特に社会課題の解決に向けたソーシャルビジネスの促進を１つの柱としています。

◆これまでの活動　「Discover Africaシリーズ」

設立から2022年現在までオンラインで計30回以上、日本人や日本企業向けにアフリカ各国のビジネスの現状や文化を現地出身のメンバーが発信するオンラインイベントを実施し、高い評価をいただいてきました。

第1段階：アフリカ地域についてほぼ知らない方向け「Discover Africa food」

社会的経済的な連携の第一段階として、「相手を知る」ことを目的として、現地各国料理と共にその国出身者が文化や大切にしている思いなどを紹介してきました。

第2段階：アフリカ地域への進出検討担当者向け「Discover Africa」

　第二段階として、「相手と考える」ことを目的としてオンラインセミナーにてアフリカ各国出身者とともにテーマを設けて現地の「リアル」な状況をシェアし、ディスカッションを実施してアフリカの「今」を一緒に考えてきました。

もしアフリカ担当になったら。。。

◆「最後のフロンティア」とよばれるアフリカ大陸

なぜそのような呼称があるのでしょうか？

その主な理由は「人口増加に伴う急速な経済成長」です。

◇2050年には全人口の4人に1人がアフリカ大陸の人！？

2019年の時点で、アフリカの人口は約12億5,600万人となっています。国連の推計によると、2050年にはさらに倍増して25億人に達するとされています。これによって世界人口の約4分の1を占めることに！！

◇2025年までに約500兆円に達する経済規模

人口増加を背景とした、アフリカ各国での高いGDP成長率が報告されています。とくにナイジェリアや南アフリカ、エジプトはアジア諸国に追いつく勢いで開発が急速に進んでいます。

◇日本以上に浸透しているテクノロジー「モバイルマネーサービス」

日本の銀行口座保有率は90％超で、アフリカでは52か国が30％以下の保有率となっています（54か国中！）

一方、サブサハラで登録されているモバイル送金の口座は3億口座以上！特に東アフリカでは60%以上の国民がモバイル送金口座を利用しています。

◆最後のフロンティア「アフリカ」

「もし文化も習慣もわからないアフリカの地で新たに活動する責任者になったら」

と考えたことはありますか？

まだ考えたことがない方でも5年後10年後には考えるタイミングが来るかもしれません。

これをご覧になっている皆様の中には企業や公的機関勤務、研究者の方もいらっしゃるかと思います。

前述した通りアフリカは魅力的な場所ですが、日本企業がアフリカに進出しないor躊躇しているという状況が依然として多くあります。

その主な理由は「進出先の選定ミス」と「異なる価値観によるトラブル」が挙げられます。

他にも脆弱な物流インフラや政治リスクなどもありますが、現地の情報を継続的に入手している場合事前に予測して対処することが少なくありません。

新しいプロジェクトについて

◆第3段階「リアルに体験する」

前述したとおりアフリカ進出にあたってさまざまな不安材料がありますが、その一部あるいは半数ほどは事前に対応できる内容です。その対応のきっかけを私たちADNJは今回の対面式イベントで提供できると考えています！

第1段階で「相手を知る」、第2段階で「相手と考える」を目的に活動して高評価を得てきました。そこでいただいた多くの声をもとに第3段階を計画することになりました！

そして今回計画している第3段階では、アフリカと日本の社会的経済的な連携を強化する大規模なイベントを通じて「リアルに体験する」ことです。

◇テーマ「遠い気ぃするけどアフリカってどんなんやろう」

このテーマを具現化するために、2025年の大阪万博の副会長も務めるウスビ・サコ（京都精華大学　前学長）氏にもアドバイザーとして参加していただくなど、官民で連携してアフリカの「リアル」を体験してもらえるコンテンツを計画しています。

そして運営全体については、2021年開催のドバイ万博や日本の大きなイベントを運営したボランティアメンバーが中心となり、安全面も踏まえたイベント設計の下着々と準備を進めています！

◇「東大阪」で開催！！

大使館や領事館が関東に集中していることもあり、関西ではアフリカについての情報がまだまだ手に入りにくい状況です。しかしながら関西にはたくさんの素晴らしい企業さんが存在し、また彼らのアフリカへの関心は広がってきています。

そこで今回は関西圏の企業さん向けに、アフリカやアフリカビジネスの現状と今後の可能性について直接お伝えするために東大阪で開催することにしました。

◇主な内容

＜基調講演＆パネルディスカッション＞

京都精華大学前学長/大阪万博副会長 ウスビサコ教授

「アフリカでのビジネス機会、課題、そして日本企業への展望の提示」

セネガルの著名実業家/オバマ前大統領アドバイザー Thione Niang氏

「アフリカ諸国とのビジネス関係構築について」

貿易アドバイザー/ 古田浩氏

「世界の中のアフリカと日本企業のチャレンジ – 中小企業の海外展開に対する日本の支援」

＜各種ワークショップ＞

• アフリカ製造業のリアルな話
• 実践者が語るアフリカにおける農業ビジネスの機会
• アフリカ人材採用のキーポイント

支援の使い道

今回この大規模イベントをクラウドファンディングとして取り組もうと思った理由は

「多くの方々に活動を伝えたい」

からです。

私たちは「ビジネスと人的交流の両立」が10年後30年後の日本とアフリカ諸国にとって大切な要素だと信じています。

その両立に向けて、この大規模イベントが参加者にとってアフリカをリアルに体験してビジネスと人的交流を促進させるきっかけの空間にしたいと思いながら準備を進めています。

◆プロジェクトの準備費用：850,000円

支援の使い道はあくまでイベント運営に必要な資金のみで、登壇者や運営スタッフへの交通費等は含めていません。

さいごに

私たちADNJは、在日アフリカ人（アフリカ系を含む）を中心に構成されています。

日本から遠く離れたアフリカ大陸に存在する個性溢れる国々から、色とりどりの夢や希望、そして可能性を胸に日本にやってきました。

日本企業で働いていたり、日本の大学院で研究していたり、日本で教鞭をとっていたり…それぞれの生活の中で目の当たりにする日本の文化や企業精神からは細やかな心配りとあらゆる物事への尊敬を感じとっています。

「最後のフロンティア」として日本経済界からの注目も年々熱を帯びているアフリカ大陸とのビジネスにおける関係性の中に、美しく唯一無二である日本の感覚が反映されるとき、お互いにとってより良い形で助長し合える、私たちはそう信じて活動を続けています。

はじめての対面式イベントの開催、はじめの一歩に、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします！