
【成功事例5選】国際協力に関するクラウドファンディングの事例を紹介
本記事では、クラウドファンディングで国際協力に挑戦したいと思っている方に向けて、メリット・デメリットや実際の成功事例を解説していきます。
これから国際協力に関するプロジェクトを立ち上げたいと思っている方はぜひご覧ください
クラウドファンディングついてのご相談を受け付けております!
- クラウドファンディングとは?
- 国際協力とは?
- クラウドファンディングで国際協力をするメリット
- 国際問題の認知を拡大できる
- 誰でも簡単に挑戦できる
- 融資と違い返済のリスクがない
- クラウドファンディングで国際協力をするデメリット
- 国や地域によってはサービスが使えない場合がある
- クラウドファンディングで国際協力に成功した事例5選
- ①:ウクライナ難民をサポートする国際協力プロジェクト
- ②:シングルマザーの雇用問題を解決する国際協力プロジェクト
- ③:南アフリカの新卒雇用の拡大を実現する国際協力プロジェクト
- ④:ニカラグアで女の子の夢を叶える国際協力プロジェクト
- ⑤:ケニアで野生動物と人間の共存の道を作る国際協力プロジェクト
- クラウドファンディング達成までの流れ
- 国際協力を成功させたクラウドファンディング|まとめ
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて資金を集める方法の一つになります。
多くの人々が少額の寄付を行い、その総額を資金としてプロジェクトをスタートする仕組みです。
クラウドファンディングの特徴は、一般の人々がプロジェクトに参加し、資金を出資することができる点であり、それによって多くの人にプロジェクトを認知させられることも魅力と言えるでしょう。
国際協力とは?
国際協力とは、異なる国や地域が共同で課題を解決するために協力することを指します。
この協力は、経済・政治・文化などの様々な分野で行われており、国際社会全体の平和と繁栄の促進を目指す活動です。
例えば、紛争や災害に巻き込まれた地域へ医療や食料品を届ける活動を行ったり、発展途上国で学校やインフラを整備する活動を行ったりと多岐に渡ります。
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クラウドファンディングで国際協力をするメリット
次にクラウドファンディングで国際協力をするメリットについて詳しく解説していきます。
国際問題の認知を拡大できる
クラウドファンディングはプロジェクトが始まるとSNSやチラシ、登壇イベントを通して支援のお願いをしていきます。
その過程で、プロジェクトの概要についても発信していくことになりますので、これまで全く国際問題を知らなかった人に対しても、国際問題を認知させることができます。
特にクラウドファンディングでは、プロジェクトが終了した後もプロジェクトページがずっと残ることで、永久的に紹介した国際問題が宣伝されることになります。
誰でも手軽に挑戦できる
国際協力をしたいと思った方であれば、法人・個人関係なくプロジェクトを始められることもクラウドファンディングの大きなメリットです。融資を受けるという選択肢もありますが、許可が降りにくかったり、資金の借りられる上限があったりと、誰でも簡単に始められるとは言えません。
しかし、クラウドファンディングの場合には、サイトに自分のプロジェクトを載せて広報するだけなので、個人・法人関係なく誰でも簡単に始めることができます。
融資と違い返済のリスクがない
最後のメリットとして挙げられるのが、返済が不要な点です。
他の機関で資金を調達する場合、どうしてもプロジェクトにかかった費用を後で返済しなければならず、プロジェクトによっては返済が滞ってしまう場合も少なくありません。
しかし、クラウドファンディングではリターンの負担はあるものの、支援金の返済リスクはありません。
クラウドファンディングで国際協力をするデメリット
次にクラウドファンディングで国際協力をすることのデメリットについてもお話していきます。
国や地域によってはサービスを使えないことがある
クラウドファンディングサイトにもよりますが、プロジェクトページを他国語表記で記載できないことがあるため、世界中から支援を募るのではなく、国内のみからの支援を募る形になる場合が多いです。
また、国外へのリターン発送ができないクラウドファンディングサイトも非常に多いため、国外にもプロジェクトを広報したい場合には、各クラウドファンディングサイトの規約をしっかりと読み込む必要があります。
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クラウドファンディングで国際協力に成功した事例5選
次にクラウドファンディングで国際協力に成功した事例についても5つお伝えしていきます!
①:ウクライナ難民をサポートする国際協力プロジェクト
こちらはロシアとウクライナの戦争によって避難を余儀なくされた150人以上の方々に食料品を届けるための国際協力です。
家を失い、職を失い、ある人は家族を失った150人以上の避難民が3ヶ月間地下鉄に住み、ボランティア団体からも行政からも見放されている状態を解決するべく、For Goodでクラウドファンディングが立ち上がりました。
本プロジェクトで集まった支援金は600万円ほどに達し、多くの方に注目されたプロジェクトとなりました。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
【極寒の冬間近】地下鉄に住む150人のウクライナ避難民をサポートしたい!
■達成金額
5,970,000円
■目標金額
5,000,000円
■支援者数
562人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/26522
②:シングルマザーの雇用問題を解決する国際協力プロジェクト
タンザニアに現地調査に行ってわかった下記の問題を解決するべく、生理用ナプキン工場を存続させ、シングルマザーの安定した雇用機会の提供に挑戦しました。
・貧困が原因となり学生が妊娠をしているということ。
・シングルマザーにならざるを得ない現状があるということ。
・極度の貧困に追い込まれ、売春や自殺を選ぶ女の子が少なくないこと。
目標金額にはあと少しのところで届きませんでしたが、500万円以上の支援を集めたプロジェクトになっています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
シングルマザーに『雇用』を創出し、『生理の貧困』解決に取り組む27歳の挑戦
■達成金額
5,540,000円
■目標金額
6,500,000円
■支援者数
661人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/36279
③:南アフリカの新卒雇用の拡大を実現する国際協力プロジェクト
竹を利用したパンやスイーツを使い、南アフリカの新卒雇用をサポートする国際協力の取り組みです。
ケニアでは大学を卒業しても職がなく、一日数百円の暮らしを余儀なくされる方も存在しており、雇用の少なさが大きな問題となっています。
そこで、一般社団法人Greeendyさんは、この雇用問題を解決させるべく、現地に竹パン・竹スイーツの工房作り、雇用を生み出すという挑戦を開始しました!
惜しくも目標金額には届かなかったものの、支援総額は270万円,支援人数は369人と多くの方が協力してくれた国際協力のプロジェクトになっています。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
竹スイーツをウガンダへ!日本の竹技術を東アフリカの新卒雇用創出につなげたい!
■達成金額
2,677,400円
■目標金額
3,000,000円
■支援者数
369人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/44080
④:ニカラグアで女の子の夢を叶える国際協力プロジェクト
中米最貧国ニカラグアで出会った少女が放った「女の子は、野球できないの?」という言葉から始まったプロジェクトです。
周りからは「女子が野球?意味無い」「お金にならない」「富裕層がやることだ、働け」という言葉を浴びせられましたが、「Si, se puede」(やればできる)を合言葉に現実を創り続け、全国16チーム発足、ワールドカップ予選出場まで成し遂げました。
また、ニカラグアの子供たちの「生活環境」や「野球に対する想い」をまとめたドキュメンタリー映像を作成し、全国で上映することで女子スポーツの可能性やスポーツによる世界平和を広めたのです。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
女子野球の可能性を世界へ! ニカラグアで野球に挑戦する女の子の夢を届けたい!
■達成金額
1,844,000円
■目標金額
1,000,000円
■支援者数
193人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/20371
⑤:ケニアで野生動物と人間の共存の道を作る国際協力プロジェクト
こちらはケニア全土で問題となっている「野生のゾウ」と「人間」の対立を食い止めるべく、立ち上がった国際協力のプロジェクトです。
ゾウによる農作物の被害や人的被害を少しでも減らすために、ゾウの天敵とも言えるハチの力を使って、ゾウと人間が共存できる世界を作っていきます!
当初の目標金額は100万円でしたが、支援の総額は200万円ほどに達しており、多くの方に注目された国際協力の一例だと言えるでしょう。
<プロジェクトの詳細>
■プロジェクトタイトル
ハチの力で実現!アフリカでゾウと人間が共生する世界を創りたい!
■達成金額
1,979,500円
■目標金額
1,000,000円
■支援者数
283人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/65029
国際協力のプロジェクトについてのご相談を受け付けております!
クラウドファンディング達成までの流れ
これまでクラウドファンディングで国際協力をするメリット・デメリットや成功事例について解説してきましたが、最後にクラウドファンディングを始める流れについてご紹介しておきます。
これから国際協力のプロジェクトを始めたいと思っている方もぜひご覧ください。
1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
まずはどんなプロジェクトでクラウドファンディングをするのかを決めましょう。
その後、どのアクションにどれくらい費用がかかるのか?を洗い出して、目標金額を決めていきます。
ここで、できる限り詳細にプロジェクトの費用を書き出しておくと、プロジェクト開始後に「費用が足りない!」という事態を防ぐことができます。
また、同時にリターンや掲載予定日なども考えておきましょう。
<クラウドファンディングのリターン作成に付いての関連記事はこちら>
2.ページを作成する
次のステップでは実際にクラウドファンディングサイトのページを制作していきます。
プロジェクトページには以下を記載しましょう。
・あなたは誰か?
・今はどんな状況なのか?
・それをどう解決するのか?
・なぜクラウドファンディングをしたいのか?
・目標金額はいくらか?目標金額の内訳は何か?
をすべて記載することがポイントです。
また、画像や文字装飾を使って、より伝わりやすい文章を意識することが、クオリティの高いプロジェクトページを作る際に重要になります。
<クラウドファンディングのページ作成についての関連記事はこちら>
3.プロジェクトを広報する
クラウドファンディングでは、プロジェクト期間中にどれだけ多くの人にプロジェクトを広報できるのかということも重要になります。
そのため、SNSやチラシ、イベント、プレスリリース、オープンチャットなどを通して一人でも多くの人に広報していきましょう。
クラウドファンディングでは「すでに活動を知ってくださっている人」や「知り合い」からの支援が約7割とも言われていますので、まずは、自分の身近なところから広報していくのが鉄則です!
<クラウドファンディングの広報活動のポイントについての関連記事はこちら>
4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンを渡す
プロジェクトが終了したら、プロジェクトで集まった金額が振り込まれます。
ForGoodは掲載手数料0円なので、(一部オプション利用者を除き)満額が翌々月7日に振り込まれることになっていますが、クラウドファンディングサイトによって振込日や手数料が違うのでしっかり確認しておきましましょう。
そして、集まった支援金でプロジェクトを実行し、必要に応じて、活動報告やリターン品の発送などを行ってください。
活動報告やお礼メールなどをこまめに送ることで、活動に対する長期的なファンを作ることもできます!
国際協力を成功させたクラウドファンディング|まとめ
今回はクラウドファンディングで国際協力を実施した成功事例やメリット・デメリットついてお話してきました。
クラウドファンディングで国際協力をするメリット・デメリットを以下にまとめておきます。
<メリット>
・国際問題の認知を拡大できる
・誰でも簡単に始めることがをできる
・融資と違い返済のリスクがない
<デメリット>
・国や地域によってはサービスが使えない
<プロジェクトの流れ>
1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
2.クラウドファンディングのページを作成する
3.プロジェクトをPRする
4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンを渡す
ぜひクラウドファンディングで国際協力に挑戦したいと思っている方は参考にしてみてください!
国際協力のプロジェクトについてのご相談を受け付けております!