2023年5月2日
For Good STORY

ウクライナの現状を1本の長編ドキュメンタリー映像に。スピード掲載したプロジェクトが多くの共感を集めた秘訣

今回は、「戦争の無い平和な世の中を作りたい」という思いで、プロジェクトを実施された神澤清さんに掲載後の感想をインタビューしました。
これまで、環境問題を中心に発信活動をしてきた社会活動家の神澤さんは、この度「戦争の無い平和な世の中を作りたい」という想いから、ウクライナの現状を1本の長編ドキュメンタリー映像にまとめるため、For Goodにてクラウドファンディングを実施しました。
プロジェクトの起案からわずか20日ほどで実施したプロジェクトは、150名を超える方々から100万円以上の支援を受け取りました。
神澤さんは、For Goodでのクラウドファンディング掲載後も、支援者の仲間に継続的に発信を行い、コミュニティを運営しています。
今回は、成功の秘訣とコミュニティの活用方法についてお伺いしましたので、クラウドファンディングの実施を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

プロジェクトデータ

■プロジェクト名
【戦争のリアルを伝える】ウクライナに行って曲を作り、日本中に届けたい!

■プロジェクトの目的

今回は、「戦争の無い平和な世の中を作りたい」と言う思いで、プロジェクトを実施された神澤清さんにインタビューしました。

「音楽で社会問題のことを伝えていく」ことをテーマに活動をしている神澤さんは、個人で実施したプロジェクトで100万円以上を達成。
プロジェクト終了後も、支援者の仲間に継続的に発信を行い、コミュニティーを作っています。

成功の秘訣とコミュニティーの活用方法についてお伺いしましたので、クラウドファンディングの実施を検討されている方は、参考にしてみてください。

■募集期間
2022年10月23日〜11月6日

■達成金額
¥1,128,000

■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/project/27256


「一刻も早くプロジェクトを実施するために。」スピード公開したプロジェクトが多くの共感を生んだ秘訣

プロジェクトの準備にはどれくらい時間をかけましたか?

すごく急いで公開したので、最初に電話でお話しをしてから、1ヶ月くらいで掲載しました(※1)

掲載申し込みをしてからは20日間で、ページをブラッシュアップしながら、応援者LINEを作ったり、事前の連絡をしたり、インスタライブを行ったりなど準備を進めました。

また、クラウドファンディング経験者の知り合いに連絡して、基礎知識を教えてもらったり、戦略ミーティングを行いながらクラウドファンディングの戦略を立てていきました。

LINEに支援者を集めたり、インスタライブを事前に行うというアイディアも、友人から教えてもらって実践したものです。

この他にも、応援コメントを事前にもらったのも、プロジェクトが拡散されるきっかけとなったので、事前に準備しておいて良かったなと思います。

 

プロジェクトページがとても素敵で読みやすいですよね。意識していたことはありますか?

クラウドファンディングは共感だと思うので、読んだ人が親近感が沸くように、「普通の人が実施している」って伝わるように意識しました。

ページの最初に「身構えないで読んでほしいです」という文章を途中で追加したのも、個人連絡をする中でページを読んでくれた人から、内容が入ってこないというフィードバックをもらって付け加えた部分だったりします。

とにかく目線を揃えることが大事。

ずっと同じような内容で発信したり、仲間うちで話していると、当たり前に使っている言葉がたくさん出てきます。

しかし、いかに分かりやすい言葉で3歳児でも理解できる文章で伝えるかを意識していました。

共感を呼ぶ文章にするために何度も修正していたのですね。

今回のプロジェクトは「ウクライナにいきたい」って気持ちに共感してもらうことが難しいものだったので、自分とは違う!って思われないように文章を作れるかを意識していました。

この感覚をプロジェクトを行いながら、色々な人から意見をもらう中で気がつけたのは良かったなと思います。

これがなかったら、「共感」を集めることができず、成功していなかったかもしれません。

プロジェクト掲載期間が、2週間とスパンが短い期間だったので、文章に対する反応を見ながら違和感があれば、すぐに修正していくのはかなり重要だったなと感じています。

For Goodでは、自分ですぐにページを編集できた(※2)のでありがたかったです。

SNSでも継続的に発信されていましたよね?

SNSの発信は毎日行い、毎日誰かにクラウドファンディングの様子が目に入るように意識していました。

内容も毎日同じにならないように、常にネタを何個かストックしていたもの良かったかなと思います。

具体的には、以下の内容を発信していました。

・今何万円です、残り何円です、といった進捗具合

・ウクライナにいくにあたっての気持ちなど

・なぜ実際にウクライナに行く必要があるのか

・ウクライナ渡航が「可能」と判断した理由

 

企業からの大型支援ももらっていたかと思いますが、リターン設計でも気にしていたことはありますか?

大口リターンを設計していたのは、良かったと思います。

実際に4日目に大口リターンを買ってもらえたことで、支援が加速し、プロジェクトに勢いがついたと思います。

プロジェクトを成功させるために、誰に、どんなリターンで支援してもらえそうなのかを考えることが重要だったなと思います。

 

安心できる「場」を使い、支援者と継続的に繋がり続ける

仲間を集める段階で意識されていたことはありますか?

インスタのストーリーとかで弱い部分を出して、「助けてください」っていう雰囲気を出せていたのはよかったかもしれません。

実は、クラウドファンディング前半はあまり弱さを出せなかったのですが、色々と相談していく中で、もっと弱さも出した方が良いなと思い発信方法を変えていきました。

実際、強すぎちゃうと支援しなくてもあなたいけるでしょってなってしまうので、一人じゃ無理なのかもなっていう雰囲気を出すことで、結果的に仲間を募ることができたと思います。

 

プロジェクト終了後もLINEのオープンチャットで情報発信を続けてらっしゃいますよね?

今回の内容は、クローズドな人に発信していきたいと思っていたので、プロジェクト終了後はLINEのオープンチャット(※3)で情報を発信しています。

渡航前には、オープンチャットで聞いてほしいもの、取材してほしいものなどを募りました

現地に渡航してからもSNSでは、ほとんど発信を行ってないと思います。

プロジェクトの共感者が集まる「心理的に安全な場所」でクローズドに情報を届けられたのは良かったです。

ー安心して発信できる「場」と言うのはどういう事ですか?
もう少し詳しくお伺いできますか?

自分にとって、支援してくれたかどうかの差は大きいと感じていて、現地からの様子はLINEオープンチャットに入ってくれた人に限って情報をお届けしています。

街の様子やサイレンの音など、発信しているものの中にはセンシティブな情報や写真などもあるので、変な捉え方をして欲しくないという意味もあり。

SNSにあげることで誤って情報が拡散されることを防ぎたいという思いもありました。

なので、今回LINEのオープンチャットという、プロジェクトに共感してくれた人に、情報をクローズドに届けられる心理的に安心な場があったのは本当によかったです。

クラウドファンディングだったから、アウトプットまで走り抜けた

ークラウドファンディングを終えての感想を教えてください。

クラウドファンディングを行ったことで、必ずアウトプットまでがプロジェクトにできたのは良かったなと思っています。

自分1人だけでやっていたら、渡航して終わりにすることだってできたので、ウクライナへの渡航後のアウトプットはなく終わってしまっていたかもしれません。

しかし、クラウドファンディングで「映像にします」「講演します」と宣言したことで、頑張ってまとめ作業まで行えたのは良かったと思います。実際にまとめ作業に入る中で、何を伝えたら良いのか分からなくなることもありました。
しかし、最後までやり切れたのは、クラウドファンディングを使ったことで、アウトプットまでを前提として、プロジェクトを始められたからだと思います。

「まずは、やってみなよ」と伝えたい

ー最後に、クラウドファンディングの実施を迷っている方にメッセージをお願いします。

「(クラウドファンディングを)まずやってみなよ」としか言えないです。
成功するかも、失敗するかも、正直やってみないと分からない。
最初はあまり結果を考えすぎない方が良いと思ってます。結果を考えたら、自分への評価が達成し金額や支援者と言う形で数字になって、怖くなると思うので、、、。
でも、これは最後までつきまとってくるものなので仕方ないと思います。それより、やりたいなら、やりたいというシンプルな理由で突っ走ったら良いと思います。
色々言われたら、カッコつけたくなったり、理由をつけたくなったり、ブレちゃいそうになるかもしれませんが、「やりたい」と言う気持ちだけ頭に置いて、是非挑戦してみてほしいです。

インタビュアーのコメント

今回は、「戦争のない社会」を目指してプロジェクトに取り組まれた神澤さんにお話をお伺いしました。
プロジェクトをみた人が「戦争についてよりリアルな考察ができるようになること」を目的にクラウドファンディングに挑戦。
ページの書き方やSNSでの発信方法を他者からのフィードバックをもらいながら、どんどん修正していった神澤さん。
結果として、多くの方から「共感」してもらえるプロジェクトとして広がっていきました。

また、クラウドファンディング終了後もLINEオープンチャットを活用し、仲間に情報を届け続け、活動を継続させています。
今回、「戦争のない平和な社会」への第一歩にFor Goodとしてご一緒することができたことを非常に嬉しく思います。
これからの活動も応援しています。

 

(※1)For Goodは、お問合せをいただいてから最短即日(1日〜)の掲載が可能です。

(※2)For Goodは、掲載後もページやリターン内容をブラッシュアップすることが可能です。

(※3)LINEオープンチャット:For Goodでは、継続的に支援者の方とのコミュニケーションが相互に取れるよう、LINEのオープンチャットで支援者さんにお礼や活動報告をしていただいています。



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