2022年12月28日
ニュース

【FOR GOODアワード2022】2022年を代表する受賞プロジェクト及び各部門賞を発表

For Goodアワード2022とは

「For Good アワード」は、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「For Good」が主催する年に1度のアワードです。
アワードでは「世界をグッドに。想いをアクションに。」というFor Goodのスローガンを体現する”社会を良くするソーシャルグッドな取り組み”を選定することで、今後の社会にとっての社会課題解決のロールモデルとすること、そしてより多くの方々のソーシャルグッドなアクションを促進することを目的としています。
この度は、2022年にFor Goodで掲載された200件以上のプロジェクトの中から、「総合賞」に加え、”緊急支援部門賞”、”教育部門賞”、”国際協力部門賞”、”ソーシャルビジネス部門賞”など各「部門賞」と、”ソーシャルインパクト賞”、”ソーシャルムーブメント賞”などを含む各「For Good」賞を受賞したプロジェクトを紹介します。

あああああああ

目次

  • 総合賞

  • 部門賞

  • For Good賞

  • 編集部からのコメント

総合賞

大賞

■プロジェクト名
お金が消えた世界をつくる!壮大な社会実験に参加したい1,000人の仲間を募集中!

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■受賞者名

坂井勇貴(タダの箱庭Project) さま

■達成金額:13,227,000円

■目標金額:10,000,000円

■支援人数:1,059人

<For Goodからのコメント>

熊本県にある1万坪のエコビレッジ”三角エコビレッジサイハテ”のコミュニティマネージャーである坂井さんを中心として、社会課題を生み出す一つの原因である資本主義社会の現状に疑問を持ち、「やさしい世界」を作ることを目指す〝タダの箱庭〟プロジェクト。

プロジェクト資金で限定1万冊の本を制作し、読み終えた人が次の人にギフトするペイ・フォワード方式で手渡されるという取り組みは、1,000名を超える方々を巻き込み、プロジェクト掲載後にも多くの方々に影響を与えています。プロジェクトを通してコミュニティの交流が盛んに行われている本プロジェクトは、持続的な社会活動を行う団体のロールモデルの一つになっています。今後も、より多くの方々と、社会変革を促していくことを期待しています!

優秀賞

■プロジェクト名

杉江製陶所 [見本室タイル] 緊急救出プロジェクト

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■受賞者名

杉江製陶所 [見本室タイル] 緊急救出プロジェクト実行委員会 さま

■達成金額:4,287,124円

■目標金額:1,000,000円

■支援人数:1,001人

<For Goodからのコメント>

窯業の町・常滑で、江戸時代から続いてきた東窯工業(戦前の名は杉江製陶所)が事務所として使ってきた「タイル見本室」の解体にあたり、産業遺産であるタイルを救出し、多くの方々に存在を知ってもらうために開始したプロジェクト。
「残らないのはさみしい」じゃなくて、「残すために何かやってみよう」。その想いが共感の輪を広げ、多くの方々を仲間にしていったんだと思います。人口減少が進み、様々な歴史や物語を持った遺産や建物の消失が増えている日本において、本プロジェクトは同じように活動する方々の希望の光となっていると感じます。

■プロジェクト名

「自分らしく生きる力を養う」青楓館高等学院を、あなたも一緒につくりませんか?

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■受賞者名

岡内大晟 さま

■達成金額:5,152,000円

■目標金額:5,000,000円

■支援人数:220人

<For Goodからのコメント>

100年以上変わらなかった「右にならえ」の教育を変え、自分らしく生きられる社会の実現のため、個性を尊重し、生徒の「可能性」を伸ばせる学校の開校を目指すプロジェクト。
時代の変化が著しく起きている昨今において、未来をつくる“教育“にアプローチした良い事例です。クラウドファンディングでは「青楓生のセンパイとして彼らのキャリア支援ができる」など、外部の方々を上手く巻き込むリターンを設置し、教育の新しいモデルケースを作りました。SNSを見ていると、青楓館高等学院が生徒一人ひとりに本当に心から真剣に向き合っている様子が感じられます。

部門賞

緊急支援部門賞

■プロジェクト名

【極寒の冬間近】地下鉄に住む150人のウクライナ避難民をサポートしたい!

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■受賞者名

土子文則 さま

■達成金額:5,970,000円

■目標金額:5,000,000円

■支援人数:562人

<For Goodからのコメント>

ウクライナ東部ハルキウの地下鉄に住む、150人を越える避難民の方々をサポートし、1日3食を届ける食糧支援プロジェクト。

目の前の人たちに寄り添い、支えるために手を上げた75歳の土子さん。ウクライナ情勢への関心の薄れや支援疲れが広がる中、1人でも多くの方々に現状を伝えるべく、今、自分にできることを探し続ける土子さんの活動は、ウクライナ・日本両国で多くの方々の心を動かし続けています。

教育部門賞

■プロジェクト名

『 J K 』×『 商業 』 女子商から始まる!新たな商業教育!?

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■受賞者名

井浦 美音 さま

■達成金額:1,029,000円

■目標金額:1,000,000円

■支援人数:109人

<For Goodからのコメント>

「挑戦を、楽しめ。」という学校スローガンのもと、生徒主体の先進的な教育を手掛ける福岡女子商業高等学校の生徒たちが「女子商マルシェ」の開催を目指すプロジェクト。
失敗を恐れず、生徒たち主体で自ら考えて試行錯誤しながら挑戦を続けた本プロジェクトは、SNSで共感の輪を生み、商業教育の新しい形を全国に示しました。希望溢れる生徒たちが、この経験を糧に未来を切り拓いていくことを願っています。

国際協力部門賞

■プロジェクト名

メディカルハーブ栽培で、ネパールの子どもの人身売買問題の解決に寄与したい!

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■受賞者名

中川佳奈 さま

■達成金額:1,112,300円

■目標金額:580,000円

■支援人数:160人

<For Goodからのコメント>

ネパールの人身売買問題を解決するためにメディカルハーブ栽培で雇用創出を目指す取り組みです。

社会問題の現状と課題が詳しく伝えられたプロジェクトページでは、この問題と向き合う中川さんの本気の想いが伝わってきます。国境を越えて“平和の種“を蒔き続ける中川さんの取り組みを応援しています!

フード部門賞

■プロジェクト名
平飼い養鶏家が循環を意識した次世代プリンの試作にお付き合いください!

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■受賞者名

株式会社sueco さま

■達成金額:670,000円

■目標金額:400,000円

■支援人数:141人

<For Goodからのコメント>

地元で取れる産業廃棄物や未利用資源を餌にしたサステナブルな養鶏を行う松本さんが、規格外で廃棄されてしまう卵を使ったプリン製造に挑むプロジェクト。

応援コメントやLINEオープンチャットには消費者の方々からの温かいコメントが溢れ、今後の持続的な農業のロールモデルとなりました。卵やプリンは支援者の方々からも大好評です!

ファッション部門賞

■プロジェクト名

完全受注生産Made In JAPANのエシカルブラウス&スカートが出来ました。

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■受賞者名

Enter the E さま

■達成金額:3,125,300円

■目標金額:300,000円

■支援人数:156人

<For Goodからのコメント>

世界中から人や環境に配慮したエシカルな洋服だけを集めたセレクトショップEnter the Eが、「人権問題」「環境負荷」 「衣類ロス」全てに配慮した、廃棄を生まない“完全受注生産“で販売する方法をアパレル産業のスタンダードにすることを目指して開始したプロジェクト。

「大量消費・大量生産のアパレル業界を本当に根底から変えるのではないか」、という可能性を感じました。今回のプロジェクトが「着る人も、作る人も、地球環境も、未来さえも気持ちいい洋服」を懸命に作っている、ともみさんの想いに触れるきっかけになっていたら嬉しいです。

環境部門賞

■プロジェクト名
屋久島の土を使って『薬草研究所』と『バイオトイレ』を創りたい!

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■受賞者名

鈴木 洋見 さま

■達成金額:8,730,000円

■目標金額:7,500,000円

■支援人数:420人

<For Goodからのコメント>

“アースバッグハウス“という、環境への負荷が少なく耐震耐火耐久性に優れた自然建築で、屋久島に「薬草研究所」と「バイオトイレ」を建設することを目指すプロジェクト。

人間による環境汚染が問題視される中で、“人が暮らせば暮らすほど自然が豊かに美しくなっていくような生き方“を実現するという鈴木さんの強い想いに感動しました。屋久島から世界が変わっていくことにワクワクします!

アニマルウェルフェア部門賞

■プロジェクト名
殺処分ゼロを目指して、人も猫も楽しく過ごせる「猫と触れあえる農園」をつくりたい!

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■受賞者名

ニャン吉とニャン吉のお世話係 さま

■達成金額:1,590,000円

■目標金額:800,000円

■支援人数:258人

<For Goodからのコメント>

年間2万匹を超える犬や猫の殺処分問題を解決するため、福岡県の糸島で農薬や化学肥料を使わない「猫と触れ合える農園」を作ることを目指す取り組み。

野良猫たちは安全で幸せに暮らせるように、人は疲れた心身をゆったり休めるように。猫と人間がみんな優しい気持ちになれる新しいコミュニティの形を作ってくださったと思います!色々な方が参加することで、これからも活動がどんどんパワーアップすることを楽しみにしています!

ソーシャルビジネス部門賞

■プロジェクト名

テロとコロナで大打撃!ブルキナファソのシアバターを届けて女性たちの未来を応援したい!

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■受賞者名

原口瑛子 さま

■達成金額:1,476,000円

■目標金額:500,000円

■支援人数:136人

<For Goodからのコメント>

最貧国のひとつと言われる西アフリカのブルキナファソで、避難民の女性たちの雇用創出をするためのソーシャルビジネス立ち上げを目指し、女性や子どもたちの未来をつくるプロジェクト。

過激派のテロやコロナによって、シアバターの需要激減を解決するために、ブルキナファソと日本の架け橋になったプロジェクトだと思います。原口さんの温かい想いからできたシアバターが届くことを楽しみにしています!

For Good賞

ソーシャルインパクト賞

「For Good」掲載後も継続的に活動を広げているプロジェクト

■プロジェクト名

【映画上映の開催!】起立性調節障害を多くの人に知ってほしい!

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■受賞者名

一般社団法人 MAKEINU. さま

■達成金額:2,015,000円

■目標金額:1,000,000円

■支援人数:682人

<For Goodからのコメント>

「起立性調節障害」で苦しみ悩む人への理解を広め、「今日も明日も負け犬。」を世界へ届けるプロジェクト。

この取り組みは、「起立性調節障害」で苦しむ当事者の声を拾い上げ、こぼれ落ちてしまいそうな社会課題の可視化に貢献しました。本プロジェクトをきっかけに当事者を含む支援者の方々との継続的な交流が続いており、この映画は国内外のメディアが取り上げられ、次々と多くの方々の共感を生んでいます。これからのさらなる活躍を期待しています!

ソーシャルムーブメント賞

SNSで多くの方々を巻き込み、社会的に影響をもたらしているプロジェクト

■プロジェクト名

【社会問題を楽しく学べる】 動画100本を無料で学生に届けたい!

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■受賞者名

露木志奈 さま

■達成金額:5,151,100円

■目標金額:2,500,000円

■支援人数:516人

<For Goodからのコメント>

社会問題を楽しく学べるショート動画を学生向けに制作し、社会問題解決へのアクションを起こす一歩を踏み出す人を増やしていくための取り組みです。

「環境活動家がいない社会」を目指して全国の学校で講演活動を行ってきた環境活動家が、社会問題が生まれる根底にある「教育」にアプローチし、社会を変革していく。地球規模の問題を本気で解決するために動き、数万人規模の人たちの行動変容を促していく活動の様子は、まさに“ソーシャルムーブメント“です。

Youth賞

自由な発想力とチャレンジ精神をもって、社会を良くするアクションを行ったユースリーダー(次世代リーダー)のプロジェクト

■プロジェクト名

アフリカで次世代リーダーが無限に生まれるハブを作りたい!

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■受賞者名

Africa Leaders Hub発足プロジェクト(ALP) さま

■達成金額:586,000円

■目標金額:300,000円

■支援人数:110人

<For Goodからのコメント>

アフリカのケニアで、若手起業家を輩出するハブ作りに向けたアクションへ一歩を踏み出す学生たちの挑戦。

日本とアフリカを繋ぎ、海外での社会貢献へ一歩を踏み出すたちの挑戦は、“支援“としての社会課題解決だけではなく、“共創“を実現していく次世代リーダーたちのロールモデルになったと思います!様々な活動を続け、アフリカの課題と魅力に向き合い続けるかなこさん達の今後の挑戦を応援しています!

グッド隊賞

実行者を応援できるFor Goodの「グッド隊」として、特に活躍したメンバーに贈られる賞

■受賞者名

中尾将之 さま

(LIVE FOR GOODなどの企画を実施し、グッド隊メンバーとして精力的に活動した)

■LIVE FOR GOODとは

有志メンバーであるグッド隊の中尾さん中心に、プロジェクト実行者の想いや活動内容を、インタビュー形式でYouTubeライブ配信する企画。

既に50回以上のインタビューが実施され、共感、支援の輪が続々と広がっている。

過去アーカイブはこちら

<For Goodからのコメント>

プロジェクトに寄付するだけでなく、「SNSの拡散」や「プロジェクトの企画相談」を通して、実行者を応援できるFor Goodの「グッド隊」。

その初期メンバーとして、実行者さんの想いをインタビュー動画でYouTubeライブ配信する企画「LIVE FOR GOOD」などの活動で、グッド隊の発展に貢献してくれました。中尾さん、本当にありがとうございます!

あああああああ

編集部からのコメント

「世界をグッドに。想いをアクションに。」

2022年は、For Goodにとって「はじまりの年」でした(※)。

目の前で困っている人の力になりたい。
身の回りで起きている理不尽なことを、放っておけない。
社会が前進するアイデアをカタチにしたい。

そんな人としてあたりまえの想いを、
ただ素直に行動に変えられる場所をつくりたくて
For Goodは生まれました。

まだまだ始まったばかりのFor Goodに、これだけ多くの方々が同じ方向を向いて関わってくださることを心より嬉しく思います。

今回のアワードでは、立ち上がったアクションの一部しか紹介することができませんでしたが、本当は全てのアクションを表彰したいほど、とても素敵なプロジェクトばかりでした。

For Good運営メンバーの間でも、2022年を終えるにあたって皆さんのことや、プロジェクト掲載期間中のストーリーの一つひとつを思い出して話し合うことが頻繁にあり、その度に皆さんから勇気を貰っています。

また、プロジェクト実行者の方、支援者の方、グッド隊の方、SNSでいいねやシェアをしてくれた方、その他どんな形でもFor Goodに少しでも関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました。

これからも、For Goodは「社会をより良くしたい」という想いを誰でもアクションに変えられるクラウドファンディングとして、皆さまのアクションのサポートを精一杯続けて行きたいと思います。

2023年も、どうぞよろしくお願いします!

※For Goodは、2022年5月にサービスを開始しました。

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