はじめまして！

特定非営利活動トゥギャザーです。

私たちは、啓発活動・販売支援・住環境コーディネート・就労支援の4つを柱に、障がい者の自立と社会参加を支援する活動を大阪で続けている中間支援団体です。

当法人が出来たきっかけは、20年以上前に、全国の障害者福祉事業所で作っているものが「売れなくて困っている」と相談を受けたのがはじまりです。

それから20年間あまり、ノベルティ商品の提案や新商品の開発支援、お菓子づくりの研修会、商品の安心と安全のためのコンプライアンス研修など、様々な形で障害者福祉事業所での“モノづくり”を支援してきました。

「全国の福祉事業所と繋がりたい！」「全国の福祉事業所の商品をお客様に届けたい！」と大阪・梅田スカイビル地下1階滝見小路にアンテナショップ「パティスリーとっと」をOPEN！オンラインショップも運営しています。

一人でも多くの方に障害者福祉事業所での“モノづくり”の魅力をお伝えしファンになってもらえる事が、私たちの願いです。

みなさんのご支援を届けることが私たちの役目です。

障害者福祉事業所で働く障がい者の工賃（賃金）が毎月どの程度がご存知ですか？

厚生労働省が発表している「令和２年度工賃（賃金）の実績について」では 

就労継続A型事業所（3,757事業所）の平均工賃（賃金）は月額79,625円

就労継続支援B型事業（13,441事業所）の平均工賃（賃金）は、月額15,766円となっています。

※就労継続支援A型事業所・・・障害や難病のある方が、一定の支援下で継続してで働くことができる事業所です。（雇用） 

※就労継続支援B型事業所・・・企業への就職に対して不安があったり、就職することが困難な場合、生産活動などの就労訓練を行うことができる事業所（非雇用）

多くの障害者福祉事業所では月曜～金曜日の1日5時間～6時間程度を就労の時間として充てています。仕事の内容も食品製造や縫製・木工製品の製造作業、清掃業や印刷業、内職作業など多岐に渡っています。

障がい者の工賃（賃金）の向上は社会課題のひとつでもあります。

ご支援は商品を製造している障がい者のみなさんに届けます！

今回は、全国の障害者福祉事業所で作られた商品の中から「For Good」でのクラウドファンディングに商品を紹介したいと協力いただいた7箇所の事業所より商品を提案させていただいてます。

製造している障がい者のみなさんは 自分たちの作った商品がたくさんの人に見ていただける！

自分たちの作った商品が支援者のみなさんの元へ届けることができる！ と意気込んでおります(^^)

障害者福祉事業所での“モノづくり”を知っていただき、「ファンになってもらえたらええな～」これが私たちの願いです。

みなさんからいただきました支援は、商品を製造している障がい者のみなさんの工賃になります。

私たちの目標は金額ではなくファンです！

当然、システムとして目標金額を定めていますし、1円でも多くのご支援があれば障がい者のみなさんの工賃も向上することとなります。

しかしながら、今回ご紹介しているのは、全国にたくさんある障害者福祉事業所のたった7つの商品です。全国には、まだまだ美味しい商品や面白い商品、不思議な商品もあります。

はたらくことは生きがいなんです。

支援している事業所の障がい者の方の言葉です。「働いて工賃もらって欲しいもの買えるのも嬉しいけど、毎日ここへ来て仕事があって働くってのが生きがいで、みんなと出来る仕事があるのが嬉しいんよ」

仕事を増やし生きがいを感じてもらい工賃をあげる。そのためには、作ってるものを広く知ってもらい共感してもらう必要があるのでは？と考えクラウドファンディングに挑戦しました。

私たちはファンを増やしたい！

「今回は、あんまり興味あるもんがないから支援できんわ～」「でも、他に何があるんか知りたいなぁ」と興味を持っていただき「ファン」になっていただけるきっかけになればと考えています。

20年以上、障害者福祉事業所の商品と向き合ってきたからこそ、魅力ある商品はたくさんあると言えます。一人でも多くの方にその魅力が伝わればと願っています。

コロニーエンタープライズ

・ご提案商品

手延べ拉麺堪能セット

・事業所設立の経緯

障害のある方の「働きたい」という願いに応えるため、地場産業である島原手延べ素麺の製造を行う「福祉工場コロニーエンタープライズ」を昭和63年に設立し平成19年に就労継続支援A型に移行しました。 現在「生きる誇りへの、挑戦」というミッションの達成を目指し、障害者雇用と職場定着に取り組んでいます。

・事業所で大事にしていること

経済的自立と誇りが持てる賃金の支給を柱に退職金制度、休暇等福利厚生の充実。 働きやすい環境づくりに注力し、誰もが安全に働けるハード面の整備。 利用者本人の要望を踏まえ、一番活躍できる作業配置に配慮し決定。 利用者の技術向上と食品衛生についての教育。 オンリーワンの商品開発にこだわり、付加価値の高い商品を販売することで利用者の処遇改善。 地場産業として伝道の手延べ技術の継承。

・利用者の声、様子

仕事時間は慣れている担当部分を責任をもっておこなっています。お客様から美味しいと 言っていただける麺を作ることが自分のモチベーションです。 休憩時間は、仲間と楽しく話や食事をし、リラックスして過ごしています。 社会人として通勤中のあいさつにも気を付けています。 困りごと等は、職員と話をしたり相談ポストに投函しています。

・職員の想い

障害があっても、職業人・社会人として責任と誇りをもって働ける環境を維持しています。 コロニーエンタープライズで働くことで、生活が豊かにそして楽しい人生を歩んで欲しいです。 ・お客様に伝えたいこと 厳選した原材料を使用し、伝統の手延べ製法でラーメン、うどん、素麺を製造しています。 今回は、福岡県産のラーメン専用小麦を使用し、コシが強く滑らかなのど越しの手延べラーメンを ご提案しております。 小麦の熟成に合わせて手延べで仕上げた逸品です。ぜひ、ご賞味ください。

菓子工房オアシス

・ご提案商品

焼き菓子セット

・事業所設立の経緯
開所当時は地元との繋がりを作りたいという思いから喫茶店を運営していました。今は焼き菓子専門店として素材にこだわった商品を製造・販売しています。

・施設で大事にしていること
材料を厳選しあたたかく素朴なおいしさのあるお菓子作りをしています。お菓子を通した地域の方々との交わりを大切にしています。

・利用者さんの日々の様子、お声
利用者さんはそれぞれが得意を活かせる役割を持って仕事に携わっています。「自分たちで作ったお菓子を、直接お客さんにお届けすることが楽しみです」

・職員としての思い
お菓子作りを通して、苦労やよろこびを分かちあい、経験を積み重ねることで自信がうまれます。あらたなチャレンジの気持ちを応援しています。

・お客様へ伝えたいこと
オアシスのお菓子で、仲間や家族と一緒に、またひとりの時間にホッとこころが休まるひとときを過ごしていただければ幸いです。

オレンジワーク

・ご提案商品

おっぺしゃんゼリーセット

・施設設立の経緯
理事長が５０年ほど前から、当時経営していた果実園にて、障がい者雇用を始めて以来、障がい者と共に果実園運営を継続していましたが、時代と共に障がい者支援制度が確立される中で、より長く、安心して障がい者の働く環境を整えたいとの思いから、就労継続支援A型を設立されました。

・施設で大事にしていること
利用者がそれぞれの持つ能力を発揮できるように、又、楽しく仕事が出来るよう支援すること。

・利用者さんの日々の様子、お声
畑の作業が殆どで、暑い夏も、寒い冬も外に出ての作業ですが、皆さん体も丈夫で、ほとんど病欠等もなく毎日頑張っておられます。仕事は大変ですが「ここで、ずっと作業がしたい」とほとんどの人が言われます。

・職員としての思い
とにかく、病気やケガをしないようにというのが第一です。仕事のスキルアップについては無理のない程度に進めて行き、基本的には得意なことを頑張ってもらいたいと思います。

・お客様へ伝えたい事
障がいを持ちながら、皆、毎日元気に明るくそして「一生懸命」に美味しい物、安全安心な物を届けようと頑張っておられます。自分たちの作ったものが売れていると、とてもうれしそうに話をされます。この「一生懸命」によって作られた商品を一人でも多くの方に届けて続けていきたいです。

せんぼく障害者作業所

・ご提案商品

おおさかおとクッキー

・大阪のお土産を障害者福祉事業所で作りたい！

「大阪」と言えばどんなイメージがありますか？たこ焼き、お好み焼き、阪神タイガース等・・・色々なものがあります。

大阪土産と言えば、何か思いつく物はありますか？有名なお菓子や食品もたくさんありますが、事業所で作られている大阪のお土産品はあまりない・・・。

商品がないなら、私たちNPO法人トゥギャザーが企画して大阪土産を作ろう！そんな思いを持って事業所と一緒になり、大阪土産の開発に取り組みました。

・プロと一緒に商品を開発し、売れる商品を作りたい！

普段からお菓子を作っている事業所にとって、今作っているお菓子を使用して商品化することは難しくはありません。しかし「大阪土産として販売する」ということになると、なかなか良いアイディアがなく、商品化できないのが現状でした。そこでトゥギャザー ではプロと一緒になり、大阪土産を開発しようということになりました。

・大阪のイメージってなんだろう・・・

そもそも大阪のイメージってどういうものなのだろうか・・・。大阪土産を開発する過程で悩んだのが、どういうものにするのかでした。そんな中で「大阪弁」は吉本の芸人さんをはじめ、全国的にも馴染みがあり、別の地域の方からも大阪弁のマネをされることも多く、大阪人以外の方にも身近に感じてもらいたい！そんな思いでパッケージには大阪弁を使用しよう、という事になりました。

・デザインも大阪のイメージにしたい！

パッケージには大阪の観光名所をイメージしたイラストをプロのデザイナーの方にデザインして頂き、作成しました。きっと、パッケージを見たらあの名所かな？ときっと気づいてくれるでしょう。

・味で勝負できる商品を作りたい！

肝心の中身のお菓子のクッキーは、これまで事業所でも作られている商品です。しかし、大阪土産で販売するにあたり、プロの方に監修して頂き、今一度美味しいクッキーを製造できるように学びたい、という事業所の思いもあり、製菓専門学校の先生によって、菓子製造の研修を行いました。

・思いが形になり、もっといろんな方に知って頂きたい！

私たちの障害者福祉について知って欲しい、大阪土産を作りたい！そんな願いが、たくさんの方に協力をして頂き、おおさかおとクッキーは完成しました。

オーガニック製菓研究所

・ご提案商品

ハロウィンクッキー

・紹介

オーガニック製菓研究所は、大阪市旭区にある就労支援B型の事業所です。2021年9月にオープンし、利用者とともにアイデアを出しながら、体にやさしい製品を生み出しています。素材にこだわり、国内製造のオーガニック小麦粉を使用して製造しています。

元々は自事業所の介護事業所の配食として、調理を行っていましたがコロナ禍になり、自分たちで製造販売して、働く利用者さんの工賃を確保したい、そんな思いで菓子製造の事業を立ち上げました。

まだ立ち上げから１年ほどですが、オーガニッククッキーやフィナンシェ、スノーボールなど、様々な商品を自分たちでレシピを考え、商品化を行っています。

また、パッケージにもこだわりがあり、職員、利用者を交えて検討し、デザインを行っています。

今回はハロウィンラベルを準備していますが、ハロウィン以降にご注文いただいた方へは事業所オリジナルのパッケージで商品をお届けいたします。

「まちで普通にくらしたい」

障がい者の願いであるノーマライゼーションの実現のためには、みんなで共に助けあい支え合う社会づくりが必要です。私たちは、障がい者と社会の架け橋として活動を続けていきます。

はたらくとくらすの支援　

働くことで賃金を得て少しでも地域の中で暮らせる障がい者を増やしたい。そのためには、障がい者への理解と共感が必要だと考えています。

毎年１２月には障害者週間があります。障害者福祉について広く国民の関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会・経済・文化など、あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的としてものです。

障害者週間協賛行事大阪

知ってください

今回は少しでも多くの方に、障がい者のモノづくりを知ってもらい、興味を持っていただければファンになってもらいとクラウドファンディングを活用しました。

みなさまからのご支援よろしくお願い致します